僕の食材


楽しくて書き足した音色を
人の目気にし消していく
怖くって飲み込んだ言葉が
消化できず日に日に苦くなる
間違いを正しく直すたび
誰かを貶したくなって
正解を探せば探すほど
今の言葉じゃまだ足りない


好きだったもの噛みしめすぎて
味ももうしなくなったけど
心にはまだ残っていて
やめたいなんて言えないよ


作りたいものはなんだろうか
足りないものはなんだろうか
えがきたいものがあったような
わからないわからない
僕に見えたものを君にも見せたくて
何度もくりかえし音にのせ歌った


焦げついた悪意を剥がすように
自信を削り取っていった
刺したくて尖っていくほどに
他人を傷つけていただけだった


音楽が嫌いになって
君のことも嫌になって
いつまでもやめられなくって
わからない

忘れたい?


欲しかったものがあって
吐き出したいものがあって
かくことで縋っていたんだ
ごめんね
ごめんね

この思いが 
いつか腐りきってしまうまで 
ずっと作りつづける
僕の贖罪

もういいかい

もうちょっと

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僕の食材

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投稿日:2024/02/07 11:52:51

文字数:460文字

カテゴリ:歌詞

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