ただ惜しむべくは花 BPM=136


-褪せた景色に未だ鮮やかに咲く花へ-

モノクロの寒々しい 木陰に差す黄色い花
陽に揺らぎ彼方羨む 貴方

横顔は桜色を辿る幼さを残し
伏し目がちの瞼に恋をした

そうやって ほらまた 自分殺して笑顔を貼り付けて
知らず知らずの内に 茎は傷だらけで
花弁が綺麗な程 その度に痛ましさは増していく
その醜さすら 飲み干せてしまえたなら……

極彩の花々に混じりキラめく貴方は
何処か空虚な明日を見ていた

水をあげてみたところでさ もう
その葉には何も流れてないや……。 

止まぬ温度と覚めぬ思い出を抱き眠るんだ

夜を抱き寄せて咲く貴方は無邪気なflower
見失う歩幅をいつも優しく照らしてくれたね
雪の最中に咲く貴方は可憐なflower
ただ惜しむべくは 冬を越せない春先に芽吹いた花だったこと……

いっそ貴方が枯れぬ造花〈イミテーション〉だったのなら
でもきっと 散らぬことを知らぬ貴方に恋などしなかったでしょう
ただ惜しむべくは貴方が……
ただ惜しむべくは貴方が……
ただ惜しむべくは貴方が……
ただ惜しむべくは貴方と……

瞬きの合間に咲いていた貴方は夢幻のflower
微かに香る桜がモノクロに咲いている
朽ちゆく貴方が静かに笑った 「Please forget me.」
ただ惜しむべくは未だ枯れずに この胸に根付く花だったこと……。

(Without waking up.You are still in bloom.)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ただ惜しむべくは花 / 歌詞

閲覧数:218

投稿日:2021/10/17 19:58:06

文字数:641文字

カテゴリ:歌詞

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