「ヤダあ…わすれないでよ、ぼくを…」

真っ暗ななにもない世界で、少年の姿をした夢はひとり呟いた。

「どうしよう…わすれられたら、ぼく、きえちゃうよ…」

う~ん、と唸りながら夢は座り込んで考えた。
時、なんてものはこの世界にない。止まっているようなものだ。
その為、時間がどれだけ経ったかなんて分からない。

「あ…そうだ!」

「ぼくをにんげんにまよいこませて、せかいをつくらせればいいんだ!そうすれば、ぼくは、わすれられずにのこれる…」

世界は一気に明るくなり、目の前にシャボン玉のようなものが浮かんだ。
そこには、5人の人間が、映っていた。

一人は剣道を、一人は歌を歌い、一人は美しく、二人はとても仲が良くて。

これから自分らに何が起こるかなんて、分からないであろう幸せそうな顔をしていた。

ゴーン、ゴーン……

その時、枯れた音色の鐘がなった。

これは、おわりか、はじまりか?

それは、夢自身しか、知らない。

「よーし、まずはハートだね」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

人柱Alice プロローグ

人柱アリスとAliceをごっちゃごちゃにします。

あ、宿題…終わってない…

ま、いいか((オイ

初連載!よろしくお願いします。

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投稿日:2011/08/22 08:53:45

文字数:432文字

カテゴリ:小説

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