A1
ひとつの箱に 心臓一人分
とくとくと呟く 真っ暗闇
外の音は賑やか過ぎて
もはや鼓膜を通り抜けない
B1
震える体を起こしては
泣きそうな言葉 心の中
たった一人だけ 自分独りだけ
二人にして傷に目隠し
S1
手のひらの奥 流れる血潮の
冷たいこと その応えを探す
耳に当てたら驚くほどに
熱いくらいに頭の中
命で溢れそう
A2
ひとつの箱に 脳みそ一人分
夢を見るようで見れない 昼下がり
外の音は相も変わらず
騒々しくて敵わない
B2
誰の声でも構わないけど
聞きたくない 今はまだ
たった一人だけ 自分独りだけ
その声で耳を覆う
S2
枕に帰る 瞼の裏側
光遮って誰に会いに行こう
連れ戻される瞳の外に
冷めきった声 刺に似たままで
胸の奥掻き乱す
c
ひとつの箱に独りぼっちが一匹
鳴いて 泣いて もがいてる
S3
手のひらの奥 流れる血潮の
冷たいこと その応えを探す
耳に当てたら驚くほどに
熱いくらいに頭の中
命で溢れそう
もうこれだけで生きていこう
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