「メイコおねーちゃんはカイト兄のこと好きなの?」

リンとレンが口を揃えて唐突にそんなことを聞いてきた。
台所にいたルカはくすりと笑い隣に座っていたミクは笑いをこらえるかのように本へと視線を注ぎこんだ。
言われた本人は顔を赤くするでも何に集中するでもなく、はっきりと「当たり前じゃない」と言った。
へー、弾んだ声が二人から漏れる。
溜息まじりに「どうしたのよ」と呆れかえった口調でメイコは尋ねた。
二人はにっこり笑ってなんとなくと無邪気な声と表情で返した。


「あの子たち子供よね」
「めーこ姉さんとカイト兄さんは年長組だからね」
「メイコの気持ちもリンとレンの気持ちもよく分かりますよ」

ミクはぱたんと本を閉じ、台所にいたルカは紅茶の入ったカップを三つ持ってメイコの隣に座った。

「で、リンレンはまだよくめーこ姉さんのこと分かってないね」
「そうですね」

両側から聞こえた言葉にメイコは顔を赤くして煩い、と弱弱しく言った。
それをみてクスリと笑う二人。

「メイコは恥ずかしがり屋さんですね」
「うるさいっ」

(好きと言われるのも言うのも苦手なのよ)

終わる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ミク誕生日おめでとう!

始めはミク誕生日話を書こうと思ってたらMEIKO姉さんに釣られてMIEKO姉さんの話になってました。
タイトル通りな話じゃなくって申し訳ない;
そしていつにましてgdgdすぎるorz
書く時間が短くってもそれなりのが書けるといいんだけどなぁ。
一番大人びてて好きだのあーだのこーだのあんま表に出さないからリンレンは気になる。
でも表で言わないだけであってほんとは好きなんだよ~と分かるルカミク。
KAITOは結構好きとか言うんだけどMEIKOは恥ずかしいから中々言えない。
いや、でも言ってそう(…)

閲覧数:189

投稿日:2009/08/31 22:38:00

文字数:488文字

カテゴリ:小説

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