世界少年に捧ぐセカイ

 白い画用紙を ただ塗りつぶした
 それだけで開く 無数の世界への扉
 原色の森 月の裏側
 空の深海 未来へと続く
 この白い部屋を 否定するように
 埋め尽くされた 色鮮やかな君の世界
 その入り口は 閉ざされていて
 覗きこむことしかできないけれど

 君のユメに終わりが告げられた時
 無数の扉は急に色あせて
 行くことのできない世界ならばと
 君はすべての画用紙を破り捨てた
 ユメに食べられてしまうこと
 それが恐ろしくて


 破り捨てられた 世界のカケラ
 君と僕との 思い出がつまったカケラ
 捨ててほしいと君は言ったけど
 僕にはまだ輝いて見えたから

 無数の扉の無数のカケラを
 貼り合わせて大きな扉を作ろう
 画用紙には入れなかったけれど
 このツギハギのセカイならばきっと
 きっと 君が望んだ場所へ
 繋いでくれるから


 無数の扉の無数のカケラを
 貼り合わせて大きな扉を作ろう
 君に捧げるツギハギだらけのセカイ
 その先で少しだけ待っていてほしい
 いつか 僕のユメに終わりが
 告げられた時に
 きっと この扉を開いて
 君に会いに行くから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

世界少年に捧ぐセカイ

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投稿日:2022/12/24 06:34:50

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

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