リンネ「シュウ……?」
シュウ「あっ悪いなリンネ………今日は部活の後、ミクん家で夕飯食って来たからいらねぇ………俺は寝るからな。」
リンネ「またミクさんの家で夕飯食べて来たの………?まぁいいけど……お休み。明日は朝練あるんだから遅刻しないでよね?」
そしてリンネは台所へと向かった。
シュウ「……もう出て来ていいぞ。」
ミク「うん」
リルナ「はい……」
ミクとリルナはベッドの下から出て来た。
リルナ「今……話してた人は誰なんですか?」
ミク「今シュウと話してたのはリンネちゃんだよ……ルカ姉の従妹でとても家事ができる子なんだよ!」
リルナ「そうなんですか………」
ミク「うん………もしかしたら、リルナちゃんの事を知ってるかもね。」
シュウ「連れてこようか?」
ミク「うん……」
シュウ「じゃあ連れてくる……」
シュウは台所へ向かい……リンネを連れて来た。
リンネ「シュウ……話って何?それにミクさんまで………」
ミク「お邪魔してるねリンネちゃん。」
リンネ「あっうん………」
シュウ「それで……話なんだが………」
ミク「リンネちゃん……リルナちゃんって知ってる?」
リンネ「うん………だって私がすごい小さい頃に浜辺でリルナさんの歌声を聴いた事があるもん……………」
ミク「そうなんだ……後、リルナちゃんの本名って知ってるの?」
リンネ「うん知ってるよ………聖歌音リルナさんの本名は『リルティア・ドレヴィス・セラフェンジェル』って言うの………」
シュウ「へぇ……ってセラフェンジェルってなんか聞いた事があるぞ……」
ミク「そうなの?」
シュウ「あぁ……リルナはセラフ星と言う惑星のお姫様なんだよな?」
リンネ「そうだよ。リルティア様はセラフ星のお姫様なの…。」
ミク「そうなんだぁ……ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?リルナちゃんがセラフ星のお姫様ぁぁぁぁぁぁぁ!?」
シュウ「何を驚いてんだ……」
ミク「だって……………リルナちゃんはお姫様なんだよ!?シュウくんは驚かないの………!?」
シュウ「俺だって最初は驚いたさ………だが、慣れて行くうちに驚かなくなるもんだよ………」
ミク「そうなんだ………あっリンネちゃん、今日は私…シュウくんの家で止まるからよろしくね!」
リンネ「あっ……うん……」
シュウ「なぁリルナ…………今日からここで暮らさねぇか?」
リルナ「はい!」
リンネ「ちょっと待ってよシュウ……リルナさんもここで暮らすの?」
シュウ「当たり前だろ……他に行先ないんだからな……」
リンネ「そうだよね……ねぇリルナさん、マリ叔母さんの部屋でもいい?」
リルナ「別にかまいませんよ。」
リンネ「分かった!付いて来て!」
リルナ「あっはい………!」
リンネはリルナをシュウの母親が使っていた部屋へと案内した。
シュウ「なぁミク………セラフ星についてルカさんに聞く?」
ミク「うん!」
シュウ「何か知ってるといいんだけどな……」
ミク「そうだね…」
シュウはルカに通信を繋いだ。
シュウ「ルカさん、お久し振りです!」
ミク「久し振りルカ姉!」
ルカ『久し振りねシュウくんにミク………リンネちゃんは元気かしら?』
シュウ「元気ですよ~!母さんが亡くなった後、中学生になったけど………中学校あるのに家事をやってとてもいい子ですよ!」
ルカ『そうね………リンネは将来……立派な人間に育つわね……』
ミク「そう言えばルカ姉………セラフ星って言う惑星知ってる?」
ルカ『そうねぇ………私はそのセラフ星と言う星は聞いた事ないけど、私の知り合いで星に詳しい人がいるから、聞いて見ようと思うのだけど……それでいいかしら?』
シュウ「分かりました!」
ルカ『二人共…明日も学校なのでしょう?お休みなさい………夜更かししちゃぁだめよ?』
シュウ「分かりました!お休みなさいルカさん」
ミク「お休みルカ姉!」
通信を切った。
☆
その頃、科学者3人がシュウとミクを見ていた。
科学者1「どうやら奇跡の歌姫はこの青年の家にいるらしいな……」
科学者2「そうですねぇ………」
科学者3「さてと………手下共に命令を下しましょうか……」
科学者3人は手下達に命令を下した。
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第3話へ続く。
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