朽ちた花弁

投稿日:2018/08/17 02:06:05 | 文字数:395文字 | 閲覧数:89 | カテゴリ:歌詞

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思い出に焦がれる女性の詩です。

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TEXT
 

月明かりが差し込む部屋に
咲くアネモネ
伸びた髪を指先で撫でて
窓辺を見つめる

視界よぎり目線を移す
浮かぶほこり
遠い日々の記憶の貴方が
見せた虚像

幼き日々の約束が
まとわり続けて歩き出せずにいる

万象を振り払って
飛び立つ鳥のように
雲上巡り巡って
戻ってくると言って

陽の光が降り注ぐ丘に
咲くアネモネ
横たわった身体を起こし
空を仰ぐ

幼き日々の思い出を
捨てさえ出来れば大人になれるのに

手を離さないで
絡んだ蔦のように
永劫巡り巡って
戻ってくると言ったでしょう

何ヶ月と何年経ったのでしょう

月明かりが差し込む部屋に
朽つアネモネ
遠い日々に描いた夢を
待ち続けている

万象を振り払って
飛び立つ鳥のように
雲上巡り巡って
戻ってくると言ったのに

そう、言われたから
伝えたかった言葉は募り
万象を振り払って
もう旅立つと言った

朽ちた花弁が舞い落ちる

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  • 朽ちた花弁

    by 橋本ひろみさん

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