#28-2「みんなそれぞれの事情」



今から四年前…

それは、僕とめーちゃんが、この寮で生活するようになって、わずか二カ月後のことだった



ある日、一人の女性が、緑の髪をした少女を連れて、尋ねてきた

僕とめーちゃんが軽く自己紹介をすると、


「はじめまして!あの、ここってボーカロイドの方が住んでいらっしゃるんですよね?」


と、女性はいきなりそういった

僕とめーちゃんは、ボーカロイドという言葉に少しドキッとした




僕がそうですと答えると、間髪をいれずに彼女は続ける


「あの!この子を預かってくれませんか?」


そういって、彼女は隣に座らせていた緑の髪の女の子の肩をもつ


「え?それって…どういうことでしょう?」


めーちゃんが、状況を読み込めないといったようにいった

もちろん、僕も状況を把握できていなかった




「実は、この子…ボーカロイドなんです」

「え?!」


僕とめーちゃんは、自分たち以外のボーカロイドの存在を信じてきた…

しかし、実際に目にしたことはなかった


「この子の名前は初音ミク…そして、私がこの子のマスターです」

「ますたー…?」


僕とめーちゃんは、ぽかんとしたままだった

それもそのはず、僕らにはマスターと呼べる存在がいないのだから…


「あの…それで…預かってくれというのは?」


僕たちは頭の中がぐちゃぐちゃになりながらも、話を進める




「私、来月から仕事で海外の支社に転勤になりました……なので、ミクを…」

「ちょっと待って!それって、その子を…その…」


メイコは「捨てる」という言葉を口にしようとして、躊躇した…なんせ本人の前なのだから…


「え?あ!いえ…そういうのじゃないです!私、将来的には、海外で独立したいと考えています!その夢のためにも、私は数年間、死ぬ気で努力しなくちゃなりません!」

「そう…けど…一緒には連れて行けないの?」


めーちゃんは、彼女にぴったりとくっついているミクという少女をみていった


「私…ミクがいると、ミクに甘えちゃいますから……私にとって、これから数年間、勝負の年になるはずなので…私はあえて、ミクと少しだけ離れようと思って……でも!必ず迎えにきます!」


いままで、あまり言葉を発しないで黙っていた僕は、


「必ず、戻ってきますね?」


と、真剣にいった

それに対して、彼女も真剣に「はい」といった




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#28-2

ミクの過去編ですね

ここまでミクの目立ったメインストーリーがなかったわけは、これのためにあまり自由に動かせなかったというのがありますwww


この時のミクちゃんのイメージとしては、少し幼い感じです
まぁ、四年前なのでwww

また、メイコとカイトが二人っきりで生活していた期間は、このため短いです!だから、好きになるとかっていうことがないままだったんでしょうねwwwと、フラグ回収?ww

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投稿日:2012/03/28 16:56:02

文字数:1,039文字

カテゴリ:小説

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