真っ直ぐに伸びてゆく
先へも記憶までも
この線路は誰がもたらしたものなの?

轍を刻めないほどに
頑なな未来
立ち尽くせはしない
突き進むことも今なら
少し遠慮したい
乾いた風が香る

物語の行き先はただありふれた
幸せの形をした抜け殻なんだ

塗り固めてごまかすのは
設えた嘘と不条理な道徳
捨てられた空気の中で
生かされた幻想
生命の執縛

砂上のレールを
どこまで辿って征くのだろう?
それでも歩き疲れた時間の中に
過ごした想い出という
いくらにもならないガラクタ

オレンジと白に車輪は火花を散らして
幸せへのレールの歪みに気付いた

いつの間にか時間かけて
幸せの磁極はズレた場所にある
日差しの先、宇宙の果て
足枷をほどいてレールから抜け出せ

あたり広がるのは
どこまでも続く砂漠

水はまだある
空気薄れ失くなる前に
生きることは
平和な死に場所を大事に飾ることじゃなくて
過去さえ振り切って鼓動を
高く響かせること

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Rail Rock ~ケダカキウタ~

閲覧数:197

投稿日:2011/07/29 23:09:20

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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