【姫君の願い】

Ａ

殿方が　わらわを　　訪ねて　来たなら
心が　　跳ね上がる　幸福な　時間

Ａ

できるなら　このまま　　お空に　浮かんで
お傍で　　　過ごしたい　恋心　　ふわり

Ｂ

同盟の　国々　　戦いの　知らせ
大国に　領土が　侵略　　されている
周りは　一大事

Ｓ

同盟の　支援に　戦場へ　殿方
後ろ姿　見送る　涙　　　堪えて

Ｓ

たくさんの　　命が　　　散って消えた　戦場
生きて帰って　わらわを　傍に　　　　　いさせて

Ａ

殿方の　　帰りを　　待ち侘び　憂鬱
気持ちが　淀めいて　怒られて　ばかり

Ｂ

戦況の　　状況　　　　分からない　ままに
月日だけ　流れる　　　無情に　　　刻々と
心を　　　締め付ける

Ｃ

殿方の　戦死の　　知らせが　届いた
心に　　穴が空き　その場で　崩れ落ちた

Ｓ

果たせない　想いに　敗戦の　国々
嘆き続け　　涙は　　枯れて　動けず

Ｓ

どうすれば　良いのか　考えても　浮かばず
あの笑顔が　脳裏に　　浮かぶ　　会いたい

Ｓ

大国が　　　　国へと　　攻めてきた　絶望
逃げるなんて　できない　此処で　　　戦え

Ｓ

叶わない　　願いを　　踏み躙った　輩に
一矢報いる　わらわは　此処の　　　姫君　


＜詳細ひらがな仕様＞


【ひめぎみのねがい】

Ａ　(５＋４＋４＋４　＋　４＋５＋５＋３　＝　３４文字)

とのがたが　わらわを　　たずねて　　きたなら
こころが　　はねあがる　こうふくな　じかん

Ａ　(５＋４＋４＋４　＋　４＋５＋５＋３　＝　３４文字)

できるなら　このまま　　おそらに　　うかんで
おそばで　　すごしたい　こいごころ　ふわり

Ｂ　(５＋４＋５＋３　＋　５＋４＋４＋５　＋　４＋５　＝　４４文字)

どうめいの　くにぐに　　たたかいの　しらせ
たいこくに　りょうどが　しんりゃく　されている
まわりは　　いちだいじ　

Ｓ　(５＋４＋５＋４　＋　６＋４＋３＋４　＝　３５文字)

どうめいの　　しえんに　せんじょうへ　とのがた
うしろすがた　みおくる　なみだ　　　　こらえて

Ｓ　(５＋４＋５＋４　＋　６＋４＋３＋４　＝　３５文字)

たくさんの　　　いのちが　ちってきえた　いくさば
いきてかえって　わらわを　そばに　　　　いさせて

Ａ　(５＋４＋４＋４　＋　４＋５＋５＋３　＝　３４文字)

とのがたの　かえりを　　まちわび　　ゆううつ
きもちが　　よどめいて　おこられて　ばかり

Ｂ　(５＋４＋５＋３　＋　５＋４＋４＋５　＋　４＋５　＝　４４文字)

せんきょうの　じょうきょう　わからない　ままに
つきひだけ　　ながれる　　　むじょうに　こくこくと
こころを　　　しめつける

Ｃ　(５＋４＋４＋４　＋　４＋５＋４＋６　＝　３６文字)

とのがたの　せんしの　　しらせが　　とどいた
こころに　　あながあき　そのばで　　くずれおちた

Ｓ　(５＋４＋５＋４　＋　６＋４＋３＋４　＝　３５文字)

はたせない　　おもいに　はいせんの　くにぐに
なげきつづけ　なみだは　かれて　　　うごけず

Ｓ　(５＋４＋５＋４　＋　６＋４＋３＋４　＝　３５文字)

どうすれば　　いいのか　かんがえも　うかばず
あのえがおが　のうりに　うかぶ　　　あいたい

Ｓ　(５＋４＋５＋４　＋　６＋４＋３＋４　＝　３５文字)

たいこくが　　くにへと　せめてきた　ぜつぼう
にげるなんて　できない　ここで　　　たたかえ

Ｓ　(５＋４＋５＋４　＋　６＋４＋３＋４　＝　３５文字)

かなわない　　　ねがいを　ふみにじった　やからに
いっしむくいる　わらわは　ここの　　　　ひめぎみ