なにひとつ合わない鍵束
お城の全ての扉を閉ざす
こんなに広くても窓からは
私の知らない星明かりが降る
さえずっても響くのは内側
誰かが呼ぶのを待っているの?
届かないならなんて諦めても
粘っこい未練は消えてくれない
残されたスープはもう冷めている
大きな机の端まで聞こえない
薄暗い向こう側に揺れる影に
「あなたもいかが?」って呟いてみた
ほらねやっぱり求めてるんだ
拍手を口笛を賞賛の嵐を
いつだって合わない鍵束
迷宮はどこまでも続いてく
どんなに迷っても空からは
私の不安を月明かりが笑う
囁いても震えは止まらず
誰かの指先を待っているの?
伝えたいのにって俯いても
ねちっこい希望は溶けてくれない
隠されたケーキはもう乾いてる
オーブンの奥で燻っている
仄暗い水底で揺れる影に
「あなたもどうぞ?」って語りかける
ほらねいっつも頼ってるんだ
傷みを挫きを自虐の風雨を
涙の流し方を忘れたままで
迷宮みたいなお城を彷徨って
手放せない鍵束を鳴らして
手も足も冷えて感覚が無い
見かねた隙間風が妖精を落とした
眠りから覚めないままだったのに
寂しそうで温かな歌声が灯ると
夜がお辞儀をして遠のいてく
目を閉じて紡がれた旋律が
冷たい石の壁を解き放つ
霧に消えるように最後に一つ
「僕らはそこにはいなかった」って
手にした鍵束が消えていた
そびえ立つお城は草原になり
あんなに冷たい身体が跳ねた
私の手足じゃないみたいに
振り向いても朝陽は止まらない
誰かを呼ぶのは恥ずかしいかな?
風が一筋流れてきたから
うわずった声を聞いてちょうだい
空っぽのカップは満たせばいい
ポットの中で薫っていく
踊るように優しさを転がして
「さぁごいっしょに」って包み込む
ほらね結局笑ってるんだ
豊かに湛えた安らぎの雫を
冷たいままでいたかったわけじゃない
閉ざした時を沈めたいわけじゃない
響いた音色を忘れたりなんかしない
刻み込んだまま眠るように消えたから
風のソナー星のエコー
探しても繋がらないのなら
月のティアー夜のビター
会いたくて応えたいのなら
空っぽのカップは満たせばいい
ポットの中で薫っていく
踊るように優しさを転がして
「さぁごいっしょに」って包み込む
小さなテーブルの上でほら
いくつものビスケットを並べたら
立ちこめる湯気の向こうにはもう
見なくたってわかるでしょう?
ささやかなお茶会にようこそ
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