いつもの帰り道
しゃべり続けていた
暮れてく 川岸に
小さく見えた街

言えない さよならも
変わらない想いも
春風に乗せたら
何かが動き出す

まだ見えない未来
本を開くように
新しい季節が
香りはじめる

放課後の教室
待ちくたびれ拗ねた
君の怒った顔
愛しかったよ


校舎を駆け抜ける
響いた 笑い声
窓際 目を閉じて
君を追いかけてた

こぼれた寂しさも
重ねたその指も
少し切なくなる
胸にあたたかくて

青い空の下で
大きな愛を知る
新しい季節の
扉を開けて

心のフォトグラフ
君が隣にいた
たくさんありがとう
忘れないから




いつものかえりみち
しゃべりつずけていた
くれてくかわぎしに
ちいさくみえたまち

いえないさよならも
かわらないおもいも
はるかぜにのせたら
なにかがうごきだす

まだみえないみらい
ほんおひらくように
あたらしいきせつが
かおりはじめる

ほうかごのきょうしつ
まちくたびれすねた
きみのおこおたかお
いとしかあたよ


こうしゃおかけぬける
ひびいたわらいごえ
まどぎわめおとじて
きみおおいかけてた

こぼれたさびしさも
かさねたそのゆびも
すこしせつなくなる
むねにあたたかくて

あおいそらのしたで
おおきなあいおしる
あたらしいきせつの
とびらおあけて

こころのふぉとぐらふ
きみがとなりにいた
たくさんありがとう
わすれないから