拝啓 薫風の候、窓から見える若葉が
今年も陽を透かして 木漏れ日を部屋に連れ込んでいます。
僕はと言えば変わらずに 眠れない日々を繰り返しては
闇夜と不安をオーバードーズ 朝日の眩しさに目を閉じる
そんな、そんな毎日です。
「君はどうだい?」なんて気軽に 言えるなら
書き出しで終わるこんな手紙を 溢れさせないだろう
続きを一度でも書けば 一通でも結んでしまえば
その先を怖がっている 臆病だと嗤ってくれ
失くしてからはじめて 気付いてしまったとか
そんなありきたりを 言わなきゃいけない日が来るなんて
少し焦げた かための卵のオムライス
揚げすぎて 黒くなったてんぷら
それでも嬉しかった理由を 今更になって気付くなんて
未練たらしく残した僕の「特別」
「もしも」に「いつか」を重ねて 枕元において夢をみる
君の耳元に光るペリドットが 揺れる、揺れる
触れようと手を伸ばした ここでまた目が覚める
尾ひれを震わせて懸命に泳いだこと 忘れたカエルのよう
「当たり前」にあぐらをかいた その水の青の色が変わってもわかりもしないくらい
誰かの結末の 主人公を僕にすり替えて
「まだこれから」だなんて この耳に言い聞かす日が来るなんて
未来へ導くパンタグラフ まだ見ぬ延長線上へ向かって
アクセルを踏み込むような勇気もないくせに
繭を作っては 閉じこもって 灯のありかも見失って
君が差し伸べてくれる手を ただ待って 希う日々
それじゃだめだって わかってるんだって
携帯の施錠を解除 番号を画面に並べてく
君の耳で揺れた色の ボタンに指を伸ばす
失くしてからはじめて 気付いてしまったとか
そんなありきたりを 言わなきゃいけない日が来るなんて
水っぽくて伸びすぎた焼きそば
砂糖を入れ過ぎた甘い、甘いケーキ
それでも嬉しかった理由を 今更だけど もし、君が聞いてくれるのなら
コールが2度目で切れる 懐かしい君の声が、この耳に
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kurogaki
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「また会いたい」と呟いた
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昨日時点で予想通りグダグダ過ぎて
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じん
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