「罪過(つみ)という名の十字架」


あの時の『妹』の表情(かお)が 忘れられない


遠い異国の戦場へ旅立つ 『兄』



『行かないで』



『妹』は その言葉を口にはしなかった

寂しさを隠して 唯 微笑むだけ



『妹』は『兄』に十字架を渡した


『兄』の無事を祈って


『兄』は『妹』に手紙を送った


『妹』に無事を伝えて





時が流れても 『平和』が訪れる事はなかった


『死』と 隣り合わせの 『生』

次々と 逝く 仲間達


やがて 『兄』にも 『死』が訪れようとしていた


それも また『運命』と 諦めかけていた時だった




何て残酷な 『死の宣告』にも似た 『運命の悪戯』




紅蓮の炎 逃げ惑う人々 断末魔の叫び声


『兄』は 『自分』が生き続ける為に

愛しい者達を 切り捨てていった



あの時の『妹』の表情(かお)が 忘れられない



『兄』の腕の中で『妹』は 旅立った



『泣かないで』



『妹』は もう言葉を口にしない





『兄』は 『自分』を 責めた



『兄』は 『自分』が 許せない





『兄』は『自分』への 『罰』として


生き続ける途(みち)を 選んだ



自らの 『生』の為に

愛しい者達に 『死』を与えた

十字架(つみ)を背負って



いつか 『死』が訪れる その日まで…… …… ……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

罪過という名の十字架

だいぶ前に投稿した「Gebet」のアナザーストーリーみたいな。

これも『青い瞳の~』とか入ってないですが
KAITOのイメージです(汗)。

この話だけに関しては描いて頂いた
「Lied~青い瞳の死神~」の全員集合のイメージイラストで
ルカが十字架を持っていたので
そこから勝手にイメージして書きました。
……どんだけ自己中←

しかし自分で書いてるのによく分からない事になってる。 orz
もう読んで頂いた方の解釈にお任せします(汗)。

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閲覧数:265

投稿日:2009/08/10 17:51:40

文字数:600文字

カテゴリ:小説

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