数時間後今は16時前

ミク「そうだ今日何かお菓子とか買っていこうかな・・・」

ミクはまた食品売り場に戻る
そして鮮魚売り場前であることが起きた

≪今から16時のタイムサービス!!!どうぞご利用くださいませ≫

マイク案内と同時にドドドドドとおばちゃんが押し寄せる

おばちゃんA「あんたそれ私のだよ!!!!」

おばちゃんB「うっさいババア!」

タイムサービス恒例の戦争行われていた

ミク「すごいなあこんなのあるんだ・・・」

ミクは何もすることがないので見続けた

数分後ある店員達が出てきた

店員「あ~もうおばちゃんこえええ!ねえ先輩!」

店員B「そうだなああいつら容赦ないからなあ!猛獣だよw」

店員B「お~いタイムカードおすぞーお前は?」

店員「行きま~す!」

そんな会話が聞こえる
ミクも帰ろうとしたがその時店員が腕をつかむ

ミク「・・・え?」

店員「あんた泣いていただろ?目が赤いぞ?何があった?」

店員のそんなセリフが出てくる

ミク「え?その・・・何でもないです!」

ミクはそのまま振り払おうとするが力が強い

店員「少し待ってな今タイムカード押すからな」

ミクは少し怖がりながらも待つ
店員が着替えた後

店員「お待たせーじゃあ少し行こうか?」

ミク「え?はい・・・」

店員に案内されある所に着く

ミク「あ・・・ここって・・・」

ミクが案内されたのは屋上だ
少しした屋台もある
そして海から近いためかカモメが鳴いている

店員「ほらよ!食べな!」

ミク「え?そんな悪いです!」

店員はアイスを差し出す

店員「残念~もう買った~だから食べな!」

ミク「・・・わかりました」

そのまま食べながらベンチに座る
そして食べ終えた後

ミク「・・・ここいいですよね」

店員「あ~嬢ちゃんここ来たことあるのか?」

ミク「はい・・・いつもマスターに、あ・・・」

まで言いかけて口を閉じる

店員「話してみろ」

ミク「・・・え?」

店員「いいから!」

店員の口調が変わった、でもミクは逆らえない気がした

ミク「私マスターにいつも怒られて・・・グス」

店員「うん」

店員は聞く

ミク「だから嫌なことあったらいつもここにきて・・・」

店員「うん」

ここで耐えきれなくなったミクの感情が壊れる

ミク「うわあああああ!もう嫌だ!」

店員「うん」

ミクは昨日と今日あったことを全部話す

・・・数分後・・・

店員「そうかなるほどなあ~あのバカ野郎が」

ミク「・・・え?どういうことですか?」

店員「あ~こっちの話だ・・・で?落ち着いたか?」

ミク「はい・・・でも課題が・・・」

店員「なあお嬢ちゃん?あんた今どんな気持ちだ?」

ミク「え?すごくなんというかスッキリしたというか・・・?」

店員「悪いものが出ているんだな~」

店員「口に出さないと損だからな!いいこと!」

ミク「・・・あなたみたいなマスターがよかった」

ボソッとミクは急にそんなことを言い出す

店員「何でそう思う?」

ミク「初対面でもこんなに心配してくれて私すごく嬉しかったし
   優しいの!マスターとは全然違う!」

店員「そうか~参ったなあ・・・」

店員は頭をかく

ミク「だからだから!私の・・・!」

店員「ストップ、それ以上はだめだ」

ミクは店員に口を塞がれる

店員「この世界にはいろんな人がいる」

ミク「・・・」

店員「あんたのマスターも本当は優しいのかもしれないぞ?」

ミク「でも!いつも私のこと放っておいてネットゲームばっかしてて
   あほで!バカで!でも・・・」

店員「でも・・・何だ?『なんでそんなマスターから離れない?』何かまだ心に残っていて信じれるものがあるからじゃないか?」

ミク「・・・そうですよマスターの絵!はすごくて
   きれいで気持ちがこもってて! 私!だから!」

店員「まだ泣くのか?たまってるんだなあ・・・昼のお嬢ちゃんもなかなかだったけどあんたもだな~」

ミク「店員さん私どうすればいいの?もう嫌!!でもでも・・・」

店員「なあ俺がまた続きの話を聞いてやる、だからなぁ今は少しここで笑ってみろ」

ミク「・・・え?」

店員「ここの景色綺麗だと思わないか?」

店員はフェンスにもたれながら話を進める

店員「海が近いからさ、今なんて夕日にも包まれている赤いし綺麗だそう思わないか?」

ミク「私もここ好きです怒られてここに来るのがいいんです
   すごくここの景色好きなんです!落ち着くんです!」

店員「そうか!ならまたここで何かあったら話を聞いてやる!」

ミク「いいんですか!」

店員「だから今は笑ってみろ!泣くの疲れただろ?」

ミク「そう・・・ですね・・・」

スッと目を閉じ笑いミクは笑顔になってみる

店員「・・・いい顔だ」

カシャ

店員はセリフを吐いた後スマホで写真を撮る

ミク「・・・え?今写真撮りましたか?」

ミクは目を閉じていたせいか気が付いていない

店員「とってないよ~!それよりスッキリしたんだろ?」

ミク「はい!」

店員「だったら今日は帰った帰った!」

ミク「はい!今日はありがとうございました!!!!」

店員「はいよー!」

ミクは店員から別れを告げ屋上からいなくなった

店員「いったな・・・」

ミクがいなくなったことを確認し
店員はスマホをとり出す

店員「あ~聞こえるか俺だ」

マスター「・・・あいつは?」

店員「あいつは?じゃねえよこの馬鹿野郎が」

マスター「・・・迷惑かけたごめん」

店員「何でそれをあの子に言わない?」

マスター「・・・」

店員「黙っているんだな!くそ野郎がもっと素直になれ」

マスター「そうかもな」

店員「・・・お前ら本当に面白いな、お前あの子の絵どう思ったんだ?」

マスター「綺麗だった合格点が出るほどに」

店員「はあ?意味不明だな本当に!このツンデレやろうが!」

マスター「・・・ごめん」

店員「まあいい・・・あんたにあんな可愛い子を泣かせた罰だ
   今から写真送るからそれを明日のあの子が起きるまでに
   絵にしろ!わかったな?」

マスター「は?ちょっとまって!」

店員「それに今から送るのは編集で「あるもの」がぬけてある」
   お前にはわかるはずだ

店員「だからあの子に見せるように!最低限見せれればいいが
   たまには手紙でもいいから素直になってみろ!いいな?」

プツン

電話が切れる

マスター「切れた・・・」

ピロロロンと音が鳴り写真が送られる

マスター「・・・ああ、いい顔してるわ、それに・・・そういうことな、ありがとう」

マスターは送られてきた写真を見て笑うのであった
そしてすぐに筆を手に取ったのであった・・・

・・・そのころミクは・・・

ミク「はあはあ!早く帰らないと!」

もう辺りは日が沈み真っ暗だ
ミクはそのまま走って家に帰る

ミク「ただいま~・・・まあいないよね?」

マスターはいない

ミク「なんか今日いろんなことあったし夕飯食べて寝よ」

ミクは夕食をすまし一応マスターに挨拶をしてそのままその日は寝た

・・・次の日・・・

ミク「マスターはいないよね朝ごはん食べないと!」

マスターは朝早くからどこかに出かけていたそのため今はいない

ミクはいつも通り朝ごはんが置いてある机の上に向かう

ミク「何か紙が置いてある?なんだろ?」

ミクは紙を見た

≪ミクへ≫

昨日は言いすぎたごめん
まあなんだ?お前の絵はまだまだだけど
すごい伸びしろがあるんだ、だからきつく言ってしまった
すごく絵はよかったと思うぞ、課題には出せると思う
でももっと良くすることができるはずだ
ここで終わるな、俺がいいと言ったらお前はそこまでになるからな
後この裏に書いてあるものを昨日「見てきたもの」
で表すともっといいかもな
・・・今日の夜には戻るから課題頑張れよ
≪マスターより≫

ミク「ぷっなんなんですかこの文バカじゃないの?」

ミクはそんなことを思いながら笑いだす

ミク「あのねえ、私どんな思いかわかってるの?バカマスター!」

ミク「こういうことはちゃんと口に出して伝わるんですよ!バーカ!」

ミク「本当に・・・そういえば裏?」

とミクは裏をめくる

ミク「なによ・・・これ・・・」

ミクが裏をめくるとそこには思いっきり最高に
ミクの笑顔が描かれていた絵があった
昨日の屋上の出来事のようだ
ただし背景は書かれていない真っ白だ

ミク「バカ・・・バカ・・・」

ミクは泣き崩れしばらくそのまま泣いていた・・・

ミク「ん?昨日見てきたもの?あ、そういうことか」

ミクは昨日見てきたものを思い返す
照れているミクY
大喜びしているミクC
攻め気味のミクN
泣いているミクL
ライブをしているミクA
そして屋上
いろんなものを見てきた

ミク「なんだ・・・そういうこと!」

ミク「色んな舞台で背景は変わるんだ!」

ミク「そしてその時の感情もそこにはある!」

ミク「バカマスター、本当に本当にバカ!でも・・・そんなマスターが・・・」

ミク「す・・・・ううん何でもない!」

嬉しい気持ちを心の中にしまった

ミク「こうしてはいられない!」

朝ごはんを食べスケッチブックとメモ帳、ペン一式を持ち
玄関の扉を開けるのであった!
いろんなものを「見る」ために!

END

☆あとがき☆

皆さん今回は長編の物語でしたがいかがでしょうか?
今回はすこーしかえまして!
マスターは不器用なんだけどミクちゃんのことを思っているんですね!
だから店員に連絡を入れちゃうという何ともツンデレなご様子!
ミクちゃんも優しいのは知っているけどそれでも耐えられなかった・・・
まあ人間関係って複雑ですよね・・・
しっかり怒るところは怒って笑うときは笑いましょう!

そしてそして~今回は昔の作品をミクちゃんが振り返って見て感じて
『見学』するからこそのこの題名なんです!!!
いや~こう見るとすごいですね~すべての作品が出ているのですよ!!!
作品がどこかですれ違っていると思うと興奮しちゃいます!
まあ私が設定しただけなんですが!でもこういうのも面白いと思いませんか?
ふふふ~では次回また何かあれば!!!
ノシノシ!!!

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

一つの見学その2(終了まで)

こちらがhttps://piapro.jp/t/KGdpの続きになります!!
どうぞご覧ください!

閲覧数:133

投稿日:2020/03/12 21:13:16

文字数:4,307文字

カテゴリ:小説

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