・・・ある日夕方ここに音楽学校美術科所属の女子生徒が下校していた・・・

ミク「はあ~私次の課題どうしよう・・・」

ミク「まさか次の課題が『今の気持ちを込めた絵』て何よ・・・」

ミク「今の気持ちって何?すごくやりたくない・・・」

ミク「あ!これでいいのかな?そうか!よしなら今日授業で書いたやつで
   終わってるじゃん!よしマスターに・・・はあ・・・」

ミクはそこまで言ったらまたため息をついた

ミク「マスター今回の課題の絵見てくれるかな?一応
   見てはくれるとは思うんだけど・・・」

ミク「はあ・・・早く帰ろう・・・」

ミクは重い足取りで家に着いた

ガチャ

ミク「ただいま~・・・」

扉を開けたが誰も出てこない

ミク「・・・またマスター部屋にいるの?」

ミク「一応課題のこと話しないと・・・」

ミクはそのままマスターの部屋に向かう

ミク「マスター!いるの?ただいまー」

マスター「・・・なんだミクか?なんだ?」

扉越しにマスターの声が聞こえる

ミク「あの・・・その!少し話したいことがあって・・・」

マスター「あのなあ・・・今忙しいんだ明日の9時ぐらいにしてくれ」

マスター「夕飯は作ってあるから食べるんだぞ」

ミク「はい・・・」

とミクはそのままリビングにある夕飯を一人で食べた

ミク「もう、疲れるな・・・」

カチャカチャと食器音だけがが響く・・・

ミク「でも!明日の9時ぐらいなら!そうか!そう言ってた!」

ミク「よし、今日は早く寝よう・・・でも・・・」

ミク「うん!ちゃんと話そう話せばマスターもわかってくれるはず・・・?」

ミクはそんなことを言いながら夕飯を済ませすぐに眠りについた

・・・次の日・・・

ミク「よし時間は?」

ミクは朝早くに起きマスターの部屋の前に待機していた

ミク「9時!」

ミク「マスター、おはようございます」

マスター「ああ、おはよう」

ミクはマスターの部屋に入ると辺りを見る

マスターはベテラン絵師である、その証拠に
棚には賞状とトロフィー、その時の絵などが飾られている
同時に少しした趣味もあり『ネットゲーム』というのも行っており
壁にはゲーム大会の賞状、トロフィーなども飾られており
かなりベテランゲーマーだ
後地面はゴミ一つなく片付いていて綺麗好きなのもわかる

マスター「なんだ?何か用か?早くしてくれネトゲーしにいくからな・・・」

マスターは今日もPCの前に座っている

ミク「えっとその・・・」

マスター「なんだよ!早く言えって!」

マスターの大きな声にミクは怖くなる

ミク「あの・・・これ!学校で課題が出たの!少し教えてほしくて!」

ミクは「課題の紙をマスターに見せる」

マスター「課題の内容は『今の気持ちを風景にしなさい』か」

ミク「私、わかんなくて!だから・・・!これも!
   一応自分なりに書いてみたの!」

ミクは怖がりながら自分の絵も見せる

マスター「・・・だめだなこれじゃ」

ミク「え?・・・(まただ)」

マスター「この絵には気持ちがこもっていない全然だめだ」

マスター「俺が先生ならやり直しだな」

ミク「・・・(なんで?なんで?)」

ミク「・・・(訳が分かんない何でダメなの?)』

マスターは昔からミクにはかなり厳しい『自分は忙しい』これが口癖で
ミクのことは全く相手にしないし褒めることも少ない・・・

マスター「で用事は終わりか?だったら出ていけ俺は忙しい」

ミク「もう・・・い・・・だ」

マスター「あ?なんか言ったか?」

ミク「もういやだ!!!!!!」

ミク「マスターなんて大っ嫌い!!!!!」

ミク「もう私のことなんて放っておいてネットゲームだけしてればいいんだ!!!!」

ミク「バカ!バカ!」

マスター「お前何言ってんだ!待て!」

ミク「もう知らない!!!!!!」

ミクは怒りそんな言葉を出しながらマスターの部屋から飛び出した

ミク「・・・もう!もう!無理!(グスッ)」

泣きながらミクはそのまま家に出た

マスターはあれから一人部屋に残されている

マスター「だああ!俺、今回も失敗したな」

マスター「でもこれもミクのため、なんだよな?」

マスター「・・・わかんねえな、くそが!」

ガンッ

マスターはゴミ箱に八つ当たりする

マスター「あいつは?多分あそこに行くな、少し「あいつ」にも頼んでみるか」

マスターはケータイを取り出す

・・・数分後・・・
ミク「もう嫌だもう嫌だ!」

ミクは家から出た後口に出しながらそう言った
あるところに着いた

ミク「グスッ・・・やっぱりここは大きいなあ」

ミクが到着したのは大きなショッピングモールであり食品、家具、服、カフェ、フードコートなどがある

ミク「いいや少し回ろう・・・」

マスターから嫌なことを言われたらここに来るようにしている
そのまま店内を歩くまずは二階から見て回る

ミク「ここはゲームセンターかな?」

ミクがまず到着したのはゲームセンターで
音ゲー、コインゲー、UFOキャッチャー色々ある

ミクはその中でもある二人に注目した

マスターY「ラストおおおお!これでどうだ!」

ミクY「・・・」

ミク「・・・あそこの二人カップルなのかな?すごいいい雰囲気がする・・・」

この世界にはいろんな初音ミクとマスターがいる
人それぞれの家族のようにこの関係も色々だ

ミク「あのミクYちゃんマスターYさんのこと好きなのかな?」

ミク「すごい顔が赤い・・・しかも二人とも手を重ねてボタン押してる・・・」

ミク「羨ましいなあ私もあんな感じにマスターと・・・」

そう思いながらゲームセンターを後にする
そのまま、また少し歩く

ミク「あれって?もしかしてくじ引き?」

ミクが次に目にしたのはくじ引きコーナ

おっさん「はずれの景品はこいつだ!」

マスターC「なんだ・・・ネギかミク?」

ミクC「マスター!!!ネギネギネギです!!!」

ミク「・・・あそこの二人もいいなあ」

ミク「あんな感じに私も子供みたいにはしゃいでマスターに甘えたい・・・」

ミクはそんなことを言いながら一階に降りる
そのままカフェコーナーに行く

ミク「・・・あそこの二人もいいなあ」

ミクが次に見たのはマスターNが少し若くそしてミクNの組み合わせ

ミクN「あ~ん!口開けて!」

マスターN「ミクちゃん?無理無理無理!」

と二人はかなりいい雰囲気を見せつけていた

ミク「私もあんな感じにマスターに食べさせてやりたい・・・でも無理だよね」

ミクはそんなことを言いながら今度は食品売り場に行く
すると大きな声が聞こえた

ミクL「うわああああん!」

ミク「え!何急に!!!」

ミクは驚くとそこに目が行く視線の先には店員とミクLがいた

ミクL「もう・・・あのもう・・・えっと」

店員「うん」

ミクLは大泣きしているが店員は黙って聞いている

ミク「ああ・・・何があったのか知らないけどすごい支えられてる
   羨ましいなあ・・・」

ミク「私も大泣きしたらあんな感じにマスター支えてくれるのかな?
   いや、ないよね・・・」

ミクは悲しみながらそのまま食品売り場を後にする
するとここで一つのアナウンスが流れた

≪ただいまより音楽学校による、演奏を開始します≫

ミク「あ・・・そういえば今日音楽学校のセッションなんだっけ?
   ちょっと見に行こう・・・」

とミクは会場に向かう・・・到着すると

お客さん「おおおおお!」

と歓声が聞こえる

ミク「え?すごい盛り上がり・・・そんなにすご・・・」

ミクは最後まで言いかけたが舞台を見て思った

ミク「なに?あの子のギターすごい楽しそう・・・」

舞台の上ではミクAがギターとしてしっかり演奏を行っていた

ミクA「みんなー!盛り上がってるうう!?」

お客さん「うおおおおおおお!」

ミク「あの子自信ないとか言っていたのになんで?まあいいや、そんなこと・・・」

ミクはライブ会場を後にする

ミク「みんないいなあ・・・何で私だけ」

ミクはそのままボーとしながらベンチに座る

・・・数時間後今は16時前・・・
次回に続く

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

一つの見学その1

今回はこれまで物語にした
https://piapro.jp/t/brEN『贈り物』
https://piapro.jp/t/o3Yz『一つの思い出』
https://piapro.jp/t/LUpl『一つの出会い』
https://piapro.jp/t/0Lkp『新たな感情』
の物語のミクちゃんとマスターが出てくる物語になっています!!
先にそっちを見ると楽しいかも?
次はhttps://piapro.jp/t/Fo4Hこちらです~!
ではどうぞご覧ください!!!!

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投稿日:2020/03/12 21:15:01

文字数:3,431文字

カテゴリ:小説

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