夏の日差し
照り返して
海はきらきら
波打ち 揺れる

笑いすぎて 楽しすぎて
疲れた 二人静か

誰かの飛ばしてた
カイトがさ迷ってる
糸がちぎれたの それとも
手放したの 呟く君


ガイドブック
片手に指す
道の向こうに
ひまわり畑

咲いているよ 走る君の
束ねた髪が跳ねる

届きそうな空に
白いシャツがはためく
強く握るから この手を
見失わずいてね ずっと




なつのひざし
てりかえして
うみわきらきら
なみうちゆれる

わらいすぎてたのしすぎて
つかれたふたりしずか

だれかのとばしてた
かいとがさまよおてる
いとがちぎれたの
それともてばなしたの
つぶやくきみ


がいどぶうく
かたてにさす
みちのむこうに
ひまわりばたけ

さいているよはしるきみの
たばねたかみがはねる

とどきそうなそらに
しろいしゃつがはためく
つよくにぎるから
このておみうしなわず
いてねずうと