ちょうど目覚めた
夢を見ていた
雪が降る道を
祖父と歩いた
目的地は川で
周辺は暗いそうだ
でも祖父がいたから
怖くはなかった
足を止めることなく
泊まる場所の当てなく
疲れていたとき
祖父は語りかけた
「急ぐことなく
疲れたときは
休むだけ休んで
また歩けばいい
大切なことさ
無理だけはせずに
いつか遠くまで
辿り着けばいい」
足が動かず
歩みを止めた
だけども祖父は
歩みを続けた
名残惜しそうに
振り向いたけれど
いつしか背中は
見えなくなっていった
心細くなったけど
先で待ってくれてると
確実に知っていた
祖父に教わったんだ
「急ぐことなく
疲れたときは
休むだけ休んで
また歩けばいい
大切なことさ
無理だけはせずに
いつか遠くまで
辿り着ければいいさ」
ほら
確実に知っていた
薪に火を灯し
暖かくして
祖父が待っていると
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