雨傘に純白の
鯨を飼い始めて
少し高い音まで
聞こえるようになった

爪先に紅色の
珊瑚が根づいてゆく
私の呼吸には
無数の泡が 揺らぐ

肺を昇れ
七色の海月

なんて綺麗な夜だろう
深くまで深くまで
月明かりに透けてゆく
海になる
鳴り渡る私の身体

靴底に藍色の
魚が暮らしだして
少し暗い場所も
見つめるようになった

骨を染める
化石の追憶

どこまでも続く蒼さを
抱きしめて目を閉じた
星の砂を髪に挿す
海になる
共鳴して この言葉も
なんて綺麗な夜だろう
深くまで深くまで
月明かりに透けてゆく
海になる
鳴り渡る私の身体

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

海になる


身体(からだ)

閲覧数:671

投稿日:2011/09/03 20:33:49

文字数:269文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • wanita

    wanita

    ご意見・ご感想

    おお……!雰囲気が好きです。静かな長雨の時期に思い切り浸りながら歌ってみたいです♪
    これを歌いながら、すこし田舎の、露頭(がけの土肌が露出して地層が見える状態)のある海岸を散歩したいです。

    2011/09/03 21:37:27

    • 吹憐

      吹憐

      こんにちはー感想ありがとうございます!
      地層が見える海岸とかうわわ、その風景いいですねー。私もそういうの好きなので、そんな場所に似合うと感じていただけて嬉しいです!

      2011/09/08 15:49:45

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