去年よりも 少し高く感じる空
見上げ ひとり歩いてる
立てたコートの襟 巻いて走る風が
冬の扉を叩く

つないだ手のぬくもりに 甘えていただけの私は
あなたの夢 気づかずにいた

 木枯らしが吹く街に 背を向け旅立ったあなた
 振り返ることのない まっすぐな後ろ姿
 ひらり 振った右手で 描いたサヨナラのかたちは
 新しい始まりを 私に教えてくれた

 あなたがどこかの街で 見ている空が
 私の空と 同じでありますように

去年よりも 少し広くなった舗道
ふとうつむき 立ち止まる
ブーツにじゃれついて 揺れる銀杏の葉が
秋の終わりを告げる

つないだ手のぬくもりは 時間(とき)とともに薄らぐけれど
あなたはまだ 憶えてますか

 木枯らしの日はいつも あなたのことを思い出す
 長い影を並べて ゆっくり歩いてくれた
 ゆずることのできない何かを 探し続けてた
 あの優しい瞳が 今はただ懐かしいの

 あなたは今 どんな道 歩いてますか
 私は三叉路の上 佇んでます


 すれ違ったわけじゃなく お互いの未来へ向かい
 歩いてるだけだから 悲しいことなどないよ
 それでもひとりきりの夜は 少し寂しいから
 木枯らしが吹く前に また逢いたいと願うの

 あなたがあなたのままで ありますように
 私は私のままで ここにいるから
 

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

木枯らしが吹く前に

にゃっぽん『HM-Network』コミュ発のコラボ作です。
「秋」をテーマに作詞しました。

14ヶ月がかりでじっくり煮詰めた曲です(・∀・)


・作曲  :ひ~たさん http://piapro.jp/hirotana
・編曲  :持田裕一さん
・ミックス:M@SATOSHIさん(あルカP) http://piapro.jp/mtskyjp
・動画  :tukiyoさん(コーチP) http://piapro.jp/tukiyo


[ニコ動]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16045463

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投稿日:2011/09/08 11:05:48

文字数:571文字

カテゴリ:歌詞

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