魔法のノートを手に入れた
君の言葉をいじれるノート
「友達」なんて言葉だって
「恋人」に書き換えちゃえばいい話さ


いつまでたっても崩れてた
僕の元に 届いた 魔法のノートを使って
変えてしまおう

君は僕を「大好き」で 僕は君の「恋人」だって
僕は君を「幸せ」にして これは全部「現実」だって
今すぐに 書き換えてやろう



変えた世界は どこか変で
君はさっきから 無表情なまま
変わった世界は どこも変で
君のほおには 涙があった


なんでですか これはなんですか
僕はただ「言葉」をかえただけなのに
なんですか これはなんですか
僕はただ 「声」をかえただけなのに


だんだんと変わってゆく世界
自分の言葉も 書き換わってゆく
論理も崩壊していて
逃げる事なんて まるでできない


だんだんと崩れた この世界で
今は気の抜けた君と たった二人
そんな君は 悠々と 表情も無く佇んでいる

気が抜けたように



何かが弾ける音がした
途端に全てが元に戻った
魔法のノートは何か言いたげに
光った後に チリになった

君に 気が戻っていった
途端に歯車が噛み合わさった
僕が変えていたのは「言葉」で
「気持ち」は変えられやしてなかった


そして その気持ちは
きっとまた 他の魔法で
縛られてるようだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

魔法のノート

初回作成日 : 2016/08/02 22:22
僕は僕を誤魔化そうと
魔法のノートを使ってみた

けれども君は悲しそう
やっぱり 嘘じゃなかった…の…?


歌詞にしてみたver. URL↓
http://piapro.jp/t/oXN_

閲覧数:220

投稿日:2016/08/04 19:57:10

文字数:559文字

カテゴリ:歌詞

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