朽ちた枯葉が しゃりしゃりと 
砕け舞い散る 昏い並木道   
節榑立った指 キリキリと   
悴む痛みが 冬を告げました  

寄り添う背中に 温もり一つ 
暖か過ぎた 春でした    
薫る貴方の 優しい匂い   
染み付く羽織 纏っています 

夜の海に揺れる小舟 吹き荒ぶ風は悲しくて   
この町に私は何を 求め彷徨い来たのでしょう  
貴方の思い出この風に 攫われてしまわない様に 
今は身一つ貴方という 切ない春を待っています 

落ちた秋桜 草臥れて   
重ねる面影 映す水鑑   
金木犀の 夢に酔い    
幻の様な 愛に溺れました 

寄り添う胸の 逞しい腕  
安らぎ過ぎた 恋でした  
煙る貴方の 煙草の匂い  
名残る掻巻 抱いています 

星屑浮かぶ闇夜空 過ぎる潮風冷たくて    
この海に私は何を 諦めようと来たのでしょう 
遠い記憶の擦れ声 耳を劈く凩に乗せ     
皸た手を空に伸ばし 貴方の欠片集めています 

恨みにも似た寂しさに 焦がれる想い何時何時枯れる…?

夜の海に揺れる小舟 吹き荒ぶ風は悲しくて
この町に私は何を 求め彷徨い来たのでしょう
貴方の思い出この風に 攫われてしまわない様に
今は身一つ貴方という 切ない春を待っています

芽吹きを知らず朽ちて行く そんな春を待ち侘びています

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬宵花

作曲:極端P 
twitter@Piri_dm_  mylist/24692477
作詞:もりっくま 
twitter@morikkuma3 mylist/34681372

http://nico.ms/sm27596101

の歌詞です。

閲覧数:97

投稿日:2016/05/25 17:08:30

文字数:574文字

カテゴリ:歌詞

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