夏火に目を伏せた
朝、髪を淡く結ぶ
拭って、背伸びした
あぁ君に届かないや
花の名前を知りたくて
いつか君に会って手渡して
またあの日はきっと白いまま
まださよならなんて言わないで
海辺の空に君だけが滲んだ
それがどうか、ずっと壊されないように
真夏の雲に隠れてた思いを
ずっと、ずっと抱き締めていた
夜霞、目が覚めた
あぁ雨が街を染める
鼻先、夏の音
また君が渦を巻いた
君の記憶を知りたくて
今花火が鳴って手を引いて
また心に刺した花の色
まだ蒼く笑えた夢を見た
胸が鳴ったのは君だけのせいだ
だけど、君はただ前だけを見ていた
いっそ忘れ去ったならどれだけ楽か
いやだ消せない また目を逸らす
いつかの夏に君だけが揺らいだ
浅く触れた今、照れ隠しで笑った
涙の先を見られたくないや
先に、暮れた まだ白い夏
白紙の空に君の背を綴った
それがどうか どうか満たされないように
朝霧の中、優しさに縋った
きっと きっと 涙じゃ消えない
胸が鳴ったのは君だけのせいだ
だから、僕はただ君だけを描いた
真夏の海に隠してた思いが
ずっと ずっと溢れてやまない
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