もう随分遠くまで来たよね、振り返らずに。
君が透明になって消えていく世界から。

まだ、透けていく。

誰の目も君を映さないと気が付いて君は逃げ出した。
行く宛も意味も知らぬまま、ただ怖くて逃げ出した。
「僕を世界が認めないなら」と、泣きながら駆け出した。

ヘッドホンで耳を塞いで一人で血潮を確かめながら勝手に承認要求。
プライドは欠片もないね。

脚を止めたら終わり。それだけはわかってる。
自分を棄てられたら、空気に溶けて。

一人でも誰か気付いてよ、と叫びたいのに声に出来ずに
いじけてるだけの君なんて、それこそ僕も認めない。
いつの日か君が歌っていた、一人よがりの応援歌
もう一度声を張り上げて、がなりたてるのを待ってる。
君が世界を変えられたなら、僕の元に届くさ。
英雄的な逃避行の先に、きっと歌が咲くだろう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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"Cheer" / 07 ヒロイック・エスケープ

Track No.07 ヒロイック・エスケープ
bsf feat.初音ミク

閲覧数:164

投稿日:2014/02/26 23:16:35

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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