　甘く遠く　記憶に近づけてみる
　君の顔を見ていても　ただの他人の空似みたいで
　似てるだけで好きになっても幸せにはなれないよね
　解ってるんだ　そんな事・・・

　湖面を泳ぐ風が　時折見せる水面に
　輪の様に広がってゆく光景は
　人生みたいに見えなかった景色がみえてゆくみたい
　だんだんと見え隠れする　誘惑みたいに

　まだあの人を忘れられないでいる
　別の誰かで良いはずなのに
　変わりが居ないみたいに思っている
　でも君を見た時に驚きと共に
　少しの希望を感じた

　淡く灯る　灯篭みたいに映る人生
　君と出会ってから　また恋が始まる予感がしたんだ
　好きになって行く僕は　まだ未練がましくて
　いけないと　解っていたんだ

　水面に映る自分の笑顔が少し卑屈に見えて
　無理をしている　言葉じゃ表しきれない
　少しも良かったなんて思える人生じゃないみたいに
　困惑してた　惑わされていた

　まだあの日の事覚えています
　さよならと言った君の笑顔
　嘘だと思いたかった　だけど現実だった
　それからすぐに君の訃報が届いて
　涙が出ずに絶望だけだった・・・

　これは運命のイタズラですか？
　これはどんな仕打ちですか？
　これは罪なんですか？
　僕は許される事無いんですか？
　これが忘れることの出来ない罪なんですね