今響け 彼方まで遠く
届かぬ君の心深く
この歌で導くよ きっと
遠く離れた地へ――

止まない五月雨 今は心映して
窓に映る頬 伝う一筋の線
叶わぬ願いと 募る想い押し込め
諦め傷つき 涙が伝う心

君との日々流す 窓の向こうの雨 止むことなくて

舞い上がれ この想い高く
雨雲さえも 今貫き
この歌に宿らせる祈り
届いて遥か君へ――

君への言の葉 乗せて飛ばすヒコ-キ
雨に濡れ落ちて 君に辿り着かない

今も止まない雨 心映す空に 歌は届かず

繰り返す 悲しみの雨も
続けば やがて止むでしょうか?
今はまだ その時を信じ
祈りを込めて歌う

駆け巡る 伝えたい思い
楽譜の 音と今重なる
悲しみの 色映す空へ
届く祈りの歌――

雨粒光る朝 晴れ渡る青空
山の端の向こうへ 今手を伸ばす

さぁ響け 晴れ渡る空を
祈りよ 音を身に纏って
この歌で導くよ きっと
遠く離れた地へ――

舞い上がれ この想い高く
太陽よりも 燃え上がって
この歌に 宿らせた祈り
届いて遥か君へ――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

祈り歌

辺境の歌い手の歌です
今は遠くにいる想い人のことを思う日々。
心の悲しみを写す空は重く、雨模様。
もう会えないかもしれないから忘れようと自身に思い込ませる言葉は、心を傷つけ血に染めていく。

でもそれでも諦められないから、彼女は歌い続けることを決意する
雨が止まないなら、止むことを祈り歌う
雨が止めば、君に届けと歌う

時折不安になる、独りの未来を振り切って彼女は歌うのです…。

閲覧数:178

投稿日:2011/08/16 07:57:01

文字数:480文字

カテゴリ:歌詞

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