はじめから答えなんて無かった
手探りですり傷だらけだった
行く宛てなんてありもしないから
ここで立ち止った

死んだ魚とよく目が合う
仲間だと思って挨拶する
きっと僕らの明日はこない
何の意味も持ってない世界だった

夢なんて持ったことはなかった
寝てからみる夢は楽しかった
いつも同じ景色でそこはまるで
雲の上の神々しい世界
きっと僕らはそこにいたんだ
いつかの記憶が頭の中
リプレイしてんだ

背中にあった白い翼はいつも
夢の中で消えて目が覚めるんだ

メサイア
影も形もない
あなたは今どこにいるの
こんな僕なんか救う価値なんて
有りはしないよな
もう辛いや
せめて消えてしまった僕の翼を
返してよ夢のあの場所に帰りたいから

僕は弱い生き物で
何かのせいにしてさ
痛くもない罰だけ選んで
泣いたふりしてるの

ウツシヨはそろそろ壊れてしまう
それは僕が消えてしまうってことなんだ

メサイア
あなたはいつから気付いていたのですか
僕の中で作られた存在もしないあなたを
頼っていないと何もできなくなったことを
だから早くここにきて僕を救ってよ
ねえメサイア