バベル
言葉すら奪われた少年がいた
「ありがとう」さえ言うことができなくて
死の間際 少年の呪いは解ける
彼はもう最期の言葉を決めていた
彼を忘れた 大嫌いな世界
彼が見捨てた 大嫌いな世界
「愛してる」なんて上っ面だけの言葉
信じてるのなら救いようがないよ
愛は求めるものでは決してないと
決めたのは神か政治家か
いずれもろくなもんじゃない
心まで染められた少年がいた
少年はすべてを忌み嫌っていた
死の間際 自らの呪いが解けたら
ささやかな呪詛を残すと決めていた
彼が忘れた 大好きだった世界
彼を見捨てた 大好きだった世界
彼の命は唐突に失われた
思ったより早く 死が彼に追いついた
彼が守った見ず知らずの少女は
冷たくなっていく彼の手を握りながら泣いていた
「愛してる」なんて上っ面だけの言葉
信じていたいと それでも思っていた
少年がついた 最初で最後の嘘
「君のせいじゃない
大丈夫
すこし眠いだけだから──」
オススメ作品
ねえ、伽藍堂。私の願いを─
雑踏 可能性 縋った
皆 其れ 見上げた
張り付いた曇天の絵画
モルターレ→祭神御顕現!
「ネメロアヘノリータ」
性 咲き誇らないソニア
雨音に恐怖を穿った
音の鳴らない平和の鐘と君との誓い
叶わない沙汰...贋願街道ガンガラガンド lyrics
taihai
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
何も出来ないなんて嘘だと言ってくれよ
誰にも生きる自由があると認めればいい
常識に縛られず普通なんかに満足しない
どうにかしたらなるように未来は開ける
出来る事をやれる内にやり尽くせばいい
下らない焼き直しで未来を作る気はない
何度も繰り返す毎日には飽々するからさ
どうしようもない愚かさは救われるか...やるだけやるさ
Staying
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
もう二度と離さないと言えない儘
愛しい人といつか別れてしまった
忘れたくないのに日々は色褪せて
時は移ろうばかりで嫌になるよな
あの時に言えなかった台詞の数々
歌にしながら何度も思い返すけど
囚われないように胸にしまう記憶
心が痛んでもそっと大事にするよ
胸に幾つも未来への思いが募るよ
色んな事を見...轍の跡に
Staying
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想