繋いだ指先 約束の絆
攫われていく白の中
頬に触れ落ちる 涙の行く末
終わりを告げる音


~間奏~


途切れ千切れる記憶 戻れない昨日に縋り付いて
戸惑いだけ抱える 合図途絶えた

立ち止まる足の重さに耐えきれず沈む柔らかな白さ
世界が薄れて 心が歪んで 最後はこの場所で眠っています


足跡は二つあるけど
ここから先 影が見えない
爪先遠くへ向かっても
この手をとってとは言えない



~間奏~



塗り重ねてきたのは 幸せの色 夢を語る夜
描いた手が冷えたら 陰るキャンバス


遠ざかる響き 溶け出した熱を かき集めてみても寒い
残像ばかりを追いかけて得たものは虚しさと今
一人の自分


立ち止まるたび振り向いて
追いつくまでの横顔に
確かに二人 ここに居た
証を探すこともなく




~間奏~



届かない声と結べない温度 呼べない名前と失くした腕を
夜に散らすの このまま涙を 凍らせ 隠して 雪になること

願って願って願って願って それでも
裂く鍵 揃った 朝陽が 昇って
離れて離れて離れて離れてく



つないで



霞んでいく視界の奥
光ひとつ 探し出せる
掌の優しさだけは
薄れることなく在るから


笑顔が向けられることを
望む私がここにいて
応えてくれるはずの視線
もうどこにも 探せなくて




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

スノウドロップ

のりPさんへの投稿作品。追記を受けて、訂正版です。
http://piapro.jp/content/su6mg5f74fmcfq20


イメージとして、愛しい人を永遠に失ったことを知った夜、を描いています。
明日が来たら、それが現実になってしまう。
分かっているけれど認めたくない、そんな葛藤を抱えて、雪の夜を彷徨っています。
音の繰り返し部分は「叫び」を連想できたらなということを意識しました。

閲覧数:218

投稿日:2008/10/28 00:57:07

文字数:573文字

カテゴリ:歌詞

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