夜半(よわ)に 葉擦れ奏でる異国の唄
雛鳥 遥か蒼穹の夢見る
夜明け 木漏れ陽に蕾はほころび
翼は 風を求めてひらかれる

若木の指先が天を目指すに似た
その血潮の望む旅路に幸あれ

はばたくがいい 幼い羽根、九天の息吹で充たして、今
高く速く 溶ける鼓動導くままに


夢に 遊ぶまどろみの時は過ぎ
真綿の 森の褥を巣立つ季節

大樹の庇が檻へと変わる前に
寿ぎを。とこしえに健やかなれ

翔けるがいい 穢れ知らぬ瞳に無数の彩(いろ)を映し
願わくば その澄んだ光消さぬまま


荒ぶ雨に 霧の深みに 翼しおれ心惑う日も
気高くあれ 無窮の空は いつか故郷(ここ)へ還るから

はばたくがいい 地平を越え、天涯の極光(オーロラ)にも届け
嵐の夜(よ)と 数多の境(さかい)を切り裂いて
歌うがいい 彼方此方、無限の物語を繋いで
こだます唄 やがては故郷(ここ)にも還るだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【応募用】花信風【歌わせて下さいました】

古都様の歌詞募集に応募させていただいた詞です。
募集元>>http://piapro.jp/content/ug6ukk1itfhh4hjm

残念ながら不採用となってしまいましたが、KAITOに歌わせて下さったので(!)歌詞残しておきます。応募して悔いなし。古都様ありがとうございました。
歌唱版>>http://piapro.jp/content/?id=ug6ukk1itfhh4hjm&cdate=2009-10-06%2001%3A54%3A20
そんなわけで曲は募集していません。

子供を送り出す父兄さんのイメージで。

閲覧数:295

投稿日:2010/10/09 21:54:06

文字数:388文字

カテゴリ:歌詞

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