[不器用な恋が終わるとき3]

一年前のあのメール
もう一度開いて見てみれば続きがある事に気がついた

「なによ、これ…!なんなのよ…ッ!バカイト!!」

何が「ばいばいメイコ」よ!!
本当にいなくなるの?
もう2度と会えないの?

プルルルル…プルルルル…

鼓膜に響く機械音

「早く、早く出なさいよカイト!!」

本当は大好きだった

もっと、もっと早くに気が付くべきだった

「カイト!!私も好きよ!!逝かないでッ!」

1年前と同じ、夕方の公園に私の声が響き渡った
涙は次から次へと溢れてきて

機械音は私を締め付けた

あまりにも不器用で、バカみたいな恋だった



でも、終わりにだけはしたくなかった


ピーピーピー…ツーーー…

(ばいばいメイコ…、空の上から君を愛してる)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不器用な恋が終わるとき3

完結です

閲覧数:151

投稿日:2010/10/10 16:39:26

文字数:346文字

カテゴリ:小説

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