小さく両手をすぼめて息を吐いた
靄になって空に溶ける頃にはもう
君の足音が聞こえなくなるだろう
内側にどの感情も残さないでいる

折りたたまれた手紙のインクみたい
あちこちに滲んで意味を為さない
限られた狭い空間の中ではそれが
とびきり上手な生き方なんだってさ

何を吸って歩んでいけば良いと思う?
まだ生まれたてだったらミルクかな
喉を焼きそうな空気に凍えながら
誰かの悪口も串刺しにされてしまうよ


大きく両手を広げて息を吸った
雹となって土に還る頃にはもう
君の足跡は見られなくなるだろう
柔肌にどの傷跡も残さないでいく

煙たがられたタバコの臭いみたい
そこここに浮かんで意味を為せない
閉じられた脆い感覚の中ではそれも
指切り忘れた去り際だったってね

何を吸って上っていけば良いと思う?
まだ植わりたてならチッソかな
喉が焦げそうな臭気に震えながら
どこかの陰口も磔にされてしまうよ


個人的な感情を覚えていないなら
今からだって遅くないからさほら
僕への怒りを口にしてごらんよねぇ
あの星みたいに赤くなった瞳でさ

吹雪すら関係なく焼き尽くしては
見せかけの真実を見抜いて気取る
箸にも棒にもかからないからってさ
なにもキスをすることは無いと思うんだ

何も言わなかった僕の顔を軽く殴って
怒りながら泣きながら腫れた目を閉じて
全てを引きずりながら泥の中を這う
手を伸ばせなくて本当にごめんなさい


何を吸って答えを出せば良いと思う?
すぐ出来たてだったらキモチかな
頬が落ちそうな甘さに笑いながら
いつかの逃げ道をなぎ倒して塞ぐよ

愚かな妥協を青い心臓で蔑んでくれよ
癒えることのない傷が笑ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

吸気温度

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投稿日:2023/08/16 13:50:53

文字数:710文字

カテゴリ:歌詞

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