(拝啓 あにさま)

月下酒 盃に花びら一つ
生足浮かせ 季節うたう
あにさま 風は毒ですよ
まるで女房のようですね

契りを交わした 月下酒
桜波紋 蓄音機とともに消え去った

藍羽織 風が過ぎる夕刻
刺繍なぞり 水落ちつ
あにさま 花は美しゅうて
まるで天使のようですね

途切れた声 すれる着流し
雪波紋 蓄音機は治りました

花のように育て 朧満月
偽りの愛だとしても
手を絡め 指で触れ
感じるのは己の体温

金煙管 空に浮かぶ白影
割れた盃 破れた着流し
あにさま あにさま あにさま
まるで嘘のようですね

鮮やかな声 苦い煙管
桜波紋 蓄音機は壊れました

両手ですくい上げた ああ愛し
偽りの愛だとしても
あにさま あなたを愛しております
感じられないのは 朧満月

(敬具)



*****
壱維さんの絵を元に書いてみました。
とてもセクシーな兄さんです。一目ぼれでガチでたぎります!

―解説―
近親相姦ネタです。
妹は病に犯されています。
蓄音機は妹の声のこと。
朧満月は今にも消えそうな妹のこと。
盃は妹と交わした婚約の儀。
桜波紋→雪波紋→桜波紋は一年経過の意味。

ってな感じです。切ない系好きです。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【KAITO】拝啓 あにさま【オリジナル歌詞】

イメージ歌詞。
http://piapro.jp/content/ktz0a7dc9wk5os6g
壱維さんの素敵なあにさまを元に書きました。
とにかく和が似合う兄さん!大好きだ!

閲覧数:390

投稿日:2010/02/05 22:30:55

文字数:516文字

カテゴリ:歌詞

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