染哀歌

作詞作曲編曲/ちいたな
BPM230

君が望むような　私でいたのに
曇り空に消えた　泥船の終着点
宙に浮かぶような　作り笑いでも
私　嬉しかった　されるが儘にずっと

遠くまた遠く　遥か彼方では
一つまた一つ　増えては消えていく
何も変わらない　景色眺めては
溜息をついていた　「いらないよ」

ぽっきり折れた心の修復工事
明日にはもう終わるかな

言葉を裂いた　塗り替えた
君の鼓動を聞かせてよ　一秒でもいいから
罅が入った　この身体
忘れさせてくれないか　遠くばかり見てる
手を触れたら　壊れてしまう　寄贈品に
成り下がっていく　染哀歌

嘆くまた嘆く　一人ぼっちの部屋
一つまた一つ　傷跡が増えていく
何も変われない　私虐めては
花瓶覗き込んだ　「見えないなぁ」

ぐっ　と押し込んだ私の深層心理
明日にはもう消えるかな

心に溶けた　染み込んだ
哀が愛に変わる歌　私に聞かせてよ
初めて聞いた　君の音
今もずっと覚えてる　こんなはずじゃないのに
心に突き刺したナイフを抜いてみても
血の色はない　あぁそうか

ゆら　ゆら　揺れている
私と君の目が
合わさることはない
それでもいい　神に誓うから

（じゃあね）

言葉を裂いた　塗り替えた
君の鼓動は聞かないよ　苦しくてもいいから
罅が入った　この身体
叩いて　見て　凍てつく夜　これでお別れしよう
唇から溢れ出す私の命に
刻まれていく　染哀歌