第八章
『これでも機械です』
※ミクのマスターとメイコしか出てきていませんが一応ミクタグをつけます。
診察室に着いて軽くノックをする。
「失礼します」
ガラッとドアを開けると白石先生が私の名前を呼んだ。
「どうしかしましたか?
さっきので診察は・・・・・・・・・・」
私の横の人を見て白石先生は言葉を止めた。
「あ、白石―っ」
「メイコ・・・・・・・・・なんで病院にいるんだ?」
「アハーッ。
着いてきちゃった」
エヘッと頭を叩くと白石先生は頭を抱えた。
「しかもまた昼間に酒を飲んだな?」
結構離れているのに白石先生は顔をしかめる。
私の肩から手を離してフラフラと先生の方へと向かう。
ポフッと椅子に座り「のーみーまーしーたー」と言って笑った。
「コイツは・・・・・・・・・・・・」
まったく、と言って白石先生は溜息を吐いた。
「メイコさんと先生ってもしかしてこい「恋人、ではないからな」
残念、そう言うとメイコさんは笑った。
「そうよー。
白石と私はただの酒飲み友達だから」
「なにがだ。
大体機械の癖に酒飲みとはどういうことだ」
・・・・・・・・・・・機械?
「メイコさんってアンドロイド?」
「うぅん。
VOCALOIDって言ってね、歌を歌わせる事ができるの」
まぁ、実際はこんな風にPCからは出て来ないんだがな、そう言って白石先生はベットにメイコさんを寝るよう指示した。
「薬嫌い」
「二日酔いするぞ」
二人のやり取りを聴きながら私も溜息をついた。
なんだって私の周りのVOCALOIDはPCから出て来るのだろうか。
初めはこういう機械かと思っていたのに・・・・・・・・・・・・。
その時、フラッと一瞬視界が揺らいだ。
「あれ・・・・・・・・っ?」
なんとか足を踏ん張らせたが今の感覚が抜けれない。
疲れてしまったのだろうと思い、先生に挨拶をして外に出る。
部屋に戻ると何時も通りミクが電子の海を漂っているはずだ。
私は今日のことをどう話そうか考えながら部屋のドアを開けた。
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