夏の陽射しは影を無くし
冷たい泡沫が浜に寄せる

繋いだ手の温度忘れても
金木犀の香は覚えている

もう幸せだよ
これで良いんだよ、と
君は笑う
壊れそうに笑う

誰が為に僕はいるの?

雪よ
深々と降り積もり
残穢を消してくれ
二度と消せぬのは分かってる
今だけ忘れさせて

君との出会いは間違えてない
歯車の問題なの
決して解けない方程式に
迷い込んだだけ


冬の香りが肺を満たし
いろは朧げに去っていく
雪が過ちを隠しても
犯した罪の痕は眠っている

もう共犯だね
共に背負うよ、と
君は笑う
壊れそうに笑う

君と僕に春は来るの?

桜吹雪よ
いずれ来る終幕を消してくれ
許されぬことは分かってる
今だけ愛し合うの

君と僕の生きた時代が
一瞬でもずれてたら
決して解けない方程式なんて
なかったのに


もう春が来るね
雪が溶けるね、と
君は笑う
壊れそうに笑う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

冬の方程式【歌詞】

Instrumental : https://piapro.jp/t/DiPT

閲覧数:(計測中)

投稿日:2024/12/27 04:55:30

文字数:387文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました