一人目の幽霊
地面から現れる。（地面から存在する）

拭いても、吸っても、叩いても
消えない、折れない、触れられない

二人目の幽霊
空飛ぶクジラ

海を探してさまよい続ける。
水と海と空の混ざる場所

三人目の幽霊が君
ここにいる、息してる。
でも君じゃない、君がいない
君でない、君はどこ

四人目と五人目と六人目の優でい
最後に残るのはたった一人の
小さな七人目の幽霊

七人の幽霊が消えるとき
僕の夢はかなう

小さな電気猫の歩く鍵盤の音

カタコト、カタコト
片言、片言

リンリン、りんりん
凛々、凛々

僕は今日も元気です。