ルカが兄妹に加わり、ますます明るくなったボカロ一家
　本日、女性陣４人は男性陣２人を残して仲良く買い物に出ていた

　「とゆうことでカイト兄」
　「どうした？」
　「女４人がいない今、愚痴を言いまくろうか。ぼやくぞー！」
　「なんで？」
　「なんでって・・・カイト兄はないのか？ぼやきとか」
　「ない」
　「・・・ありえね」
　「そうゆうレンはどうなんだ？」
　レンはくわっ、と立って
　「あるに決まってるだろ！！考えてもみろよ、女が４人だぜ！なんで女が増えるんだ！！女４人に男２人ってorz」
　「がくぽ君がいるだろ？」
　レンはお隣に住んでいる紫侍を浮かべて
　「そうだけど、あれはお隣さん扱いだろ？家族としては女が一人増えるのは大変なんだぞ！！ただでさえ、個性ありすぎなのにさ」
　「レンはルカが嫌いなのか？」
　「別に嫌いじゃないけど・・・でもさ、酒癖悪いメイコ姉にツンデレのミク姉、変態で馬鹿なカイト兄、ツンツンでキレたら恐いリン」
　「変態で馬鹿って・・・俺の扱い酷くね？」
　「ルカ姉にいたっては見た感じ女王様だぜ！！武器がムチとかありえねえ！！」
　「いや、ロードローラーも一応ありえないからな。レン」
　「ミク姉のネギもありえない！長ネギで切ったり、殴ったりって・・・食いもん兼武器だし！！」
　「それならめーちゃんも一緒だね」
　「とりあえず、俺の苦労がまた増えてしまったorz」
　「俺がいるだろ？男２人で頑張っていこう！」
　「・・・・・・。あーあ、こうゆう時、末っ子って本当嫌になるよ。いいことないなぁ」
　「あれ、スルー？」
　「だってカイト兄頼りになんねえんだもん」
　「そんなことないぞ！！」
　「そんなことあるから言ってるんだけど」
　「ひどいぞっ、レン！！」
　「・・・どうせ俺は末っ子ですよー。パシられたり、おしつけられたりされるのは末っ子の宿命なんだよ」
　「レン、こっち戻って来い；；」
　「はぁ。ルカ姉もきっと俺をパシりにするんだぜ。なんせ女王様だからな」
　「それはないと思うけど」
　「なんで、弟が生まれなかったんだよ・・・歌も、滑舌も俺よりルカ姉のほうが上手いしさ・・・」
　「レ、レン。だんだんハクになってるぞ！！」
　「・・・・・はぁ。あ、ありしゃんだ」
　「そんな所にありはいないぞ！いい加減そこから浮いて来いレンっ！！」
　「・・・・俺、弱音レンでいいよ」
　「ほ、ほら。レンはVocaloid02ではハーレムじゃないか」
　「そ・・・それは・・・確かに嬉しいけど」
　「だろ？それに、レンは俺なんかよりもいい曲があるだろ？」
　「・・・・人気もね」
　「そ、そうだな。レン、頼りになんないかもしれないけど、俺も手伝うからさ」
　「・・・・俺、頑張るぜ！！カイト兄、愚痴を聞いてくれてありがとう」
　「俺でよければ、いつでも聞くよ。兄としてはこれくらいどうってことないよ」

　レンとカイトは笑った
　レンは愚痴を言ったからだろうか、どことなくすっきりしていた