ぼくは。
・・・おれは。
おかしいんでしょうか。

ぼくは・・・いや、おれはあの人のことだけをずっと考えている。
きっとマスターだからなんだって思ってたけど。
ちょっと行き過ぎらしい。
『普通』は自分の好きなものにも考えが移るらしい。

なんなんだろうか。
おれは。
欠陥製品なんだろうか。
それは、嫌だ。
あの人に二度と会えないなんて。
それこそ地獄だ。

あの人はいつも画面を見つめてる。
おれはいつもあの人を見つめてる。

凄く近いのに。
凄く凄く近いのに。
―――目が合わない。

僕の視線は一方通行。
どうしてなのかな。

緑のあの子とも赤い子とも黄色い双子とも僕の目線は合うのに。
一緒に笑えるのにな。

おれは。
・・・ぼくは。
どこを見つめ続ければ、良いんだろう。

「KAITO?KAITO?今日のかいとくんは元気ないのかな?」
マスター。
ぼくは、元気です。
だから
―ステタリシナイデ。

「最近良く頑張ってもらったし、ハーゲンをあげよう!…なんてね。
 かなり痛いこと言っちゃったな…
  まぁ今日はかいとくんお休みデーってコトにしよっか。
   ゆっくり休んでね。私のかいとくん?」

アア。そんな言葉だけでぼくは。
・・・おれは幸せなんです。
この寂しさは誰にも分け合えないけれど。
そのぶん、おれにだけくれるこの笑顔も分けられないのだろう。
―――それは、多分幸せなことなんだろう。
ボーカロイドというおれの感情なんかでは量れないほどに。

その事実が嬉しくて。
「arigatou」
・・・届くのは貴方だけで良い。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

go out of order

少しこの前からテイストを変えてみました。
もっと明るくなる筈だったのですが。^^;

愛でる愛は真実の愛になるのでしょうか?
・・・そんな感じです。

おかしなところがありましたら。
ご報告してください。

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閲覧数:153

投稿日:2009/04/20 17:30:22

文字数:673文字

カテゴリ:小説

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  • 氷雨=*Fortuna†

    氷雨=*Fortuna†

    ご意見・ご感想

    こういうのも良いですよね~。
    たまには作風をガラリと変えてみるのも、色々刺激になって良いと思いますよ。
    自分の新たな可能性を発見出来る……とか、何か大した経験もないのに
    偉そうな事言って、すみません(汗)。 orz

    2009/04/20 20:08:52

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