早春
春の駅のホームは冷たさが残る
君がいた不確かな記憶が肩に張り付いている
春を急ぐ人にも淡い期待の影
僕だけが動かない時間の中を歩いている
君がいないことに慣れてゆけば
それなりは叶うのに
髪を揺らしてゆく君が離れない
俯く視界に移る花びら
届かないほど遠くまで
気付かないように下を向いてる
どうせ僕は何にもなれないから
君を隠すみたいに繰り返しの日々
それだけが僕にあるものだとわかる気がしていた
春の風が改札を抜けてく
その度僕は君がいた日を思い出してみている
慣れた世界を踊る花びら
気が付けばすぐそばにいて
届きそうなほど君は遠くて
僕は僕を捨てることもできずに
僕はまだ君を待ってる
風が運ぶたび少しぎこちなく揺れた春のこと
僕は君を待ってる
僕は君を待ってる…だけ
僕の心に咲いた桜が
風に揺れ君を描けば
それは世界を洗うかのように
何度でも何度でも
見上げた世界に舞え花びら
僕の心に君はいて
こぼさないように花を見上げて
君を描く少し早い春
コメント0
関連動画0
オススメ作品
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞

じん
君の隣で歩んでる
このマジカルな今を
ずっとつづけてこう
ずっと、そばにいた
あの日君に出会ってから
その心に響くように
歌い続けたの
辛くなって、悲しくて泣いちゃった日も
そんな気分が晴れるようにって
願いながら...Dreamy Future / 初音ミク 歌詞

SiL
廃墟の国のアリス
-------------------------------
BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
-------------------------------
曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス

まふまふ
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲

時給310円
気づいた時から雨は頬を濡らして
石を投げつけた仰いだ空は黄昏
乾いたコバルトブルーの不透明な嘘を抱いて
冷たい手のひらを何度も洗う
数えたくないよどんなに引き落とされてても
一つや二つで未来が止まるから
いらないよ そう思っていたいよ
しがみついても離れる蜃気楼だね
忘れたくても記憶の鐘がなる
明日...いらない、あなたが feat.初音ミク

Soyman
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。

kurogaki
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想