【人柱アリス】 ※【捏造注意】※
この作品は、筆者の勝手な解釈により書かれた作品です。
これを見た貴方の解釈とは異なる場合が御座います、その点ご理解の上お読み下さいませ。
* 1 番 目 ア リ ス の 物 語 *
貴女はアリスに相応しい。
道化師が漏らした言葉。
アリスとは何?
世界を創造(つく)る存在
貴女が世界を創造るのです
如何ですか?
さあ、御手をとって
参りましょう
不思議の国へ。
一番目に不思議の国を訪れたアリスは
大層勇ましい少女だったそうです。
赤いショートの髪に赤い服、
そしてその華奢な体躯には到底似合わない大剣を携えて
少女は国を創造り上げようとしました
しかしその勇ましさ余ってか
少女は傍にあるもの 寄る物...全てを切り捨てていきました
彼女が歩いた軌跡に存(あ)るは
彼女の道を阻んだモノ達
動物、木、人...彼女の道を阻むものは全て、彼女の背中に携えた大剣によって
切り捨てられて来ました
彼女が歩いた軌跡は、彼女が切り捨ててきたモノ達の血やら何やらにより
それはそれは見事な赤に染まりました
そんな様子を見た道化師は静かに笑い こういいました
「アリス」
「あなたは"アリス"に相応しくなくなってしまったようだ」
アリスは不思議そうに道化師へと目を向けました
「世界の王は狂われた」
肩を軽く竦めながら残念そうに呟く道化師
アリスは激怒しました
それは当然でしょう。
勝手にこんな世界に連れて来ておいて、御前はもう用無しだと告げられたようなものなのです。
これまでそうしてきたように、アリスは道化師を切り捨てようとしました
大きな大きな剣を振り翳そうとした瞬間
舞台は一転
暗い 茨に包まれた森へと変わります
アリスは訳が分かりません
不思議そうに目を見開けば、道化師がにこにこと笑っています
もう一度、今度こそ。
そう思い剣を構えるアリスでしたが、足元一面に広がる茨が意思を持ったように突然動き出しました
茨が動く訳もない。
アリスはますますびっくりしてしまいました
道化師はただ笑うだけ
アリスは当初はむかつくだけのその笑みに
底知れぬ恐怖を感じ始めたのです
そして道化師は静かに呟きます
「アリス、貴女はアリスに相応しくなくなってしまったようだ。」
「…どういうことなの」
剣を構えたままアリスは問いかけます
「どうもこうもありません、言葉通りの意味ですよ」
「"私が相応しいと思ったから"、貴方は私を連れて来たのではないの!?」
「まあまあ、落ち着いてアリス。 最初は私もそう思っていたんですよ…」
道化師が人差し指を立て、静かにこう言いました
「貴女はアリスに見放された」
アリスの頬を冷や汗が伝う
無駄に足が、否身体が重い
逃げたい 逃げ去りたい
「…これが何を指すか、お分かりですねアリス?」
判りたくも無い
口に出せない言葉を飲み込み、アリスは剣を下ろしました
次の瞬間、アリスは逃げ出しました。
道化師が怖い。
彼女の道を阻むモノは
これまで通り切り伏せて
一心不乱に、アリスは走り続けます
息が切れ、心臓が苦しくなり、足が棒のようになってもまだ。
最早道化師の姿は見えません
「助か…っ…たの…っ…!?」
肩で息をしながら、途切れ途切れになりつつも言葉を紡ぎます
「残念デシタネ、アリス…」
背後から聞こえる声
それは
紛れも無い道化師の声
「…どう……し…て…」
震える声でアリスは問います
道化師はにこりと何時もの笑みを零しながら、アリスが今まで通ってきた道を指します
「アリス、貴女が切り捨ててきた全てのモノが 貴女の軌跡となり残っているのですよ」
指された場所は確かに、切り捨てた動物の血で点々と続き
切り倒した木もまた
「真ッ赤ナ道」を作り上げていました
「残念です、アリス」
「…嫌よ……っ…まだ、死にたくないわあああぁぁあああぁあぁああっっっッツ!」
暗い
暗い
茨の森に アリスの声が木霊します
道化師は静かに微笑んで
「 Game over ですね、御機嫌よう一番目のAlice 」
そう 囁きました。
それきり、森からは一つの音すらもしなくなりました。
一番目アリス…彼女の生を知るものは、彼女が作り上げた茨の森の道以外
知り得ないのでしょう。
「さあ、次のアリスをお迎えする準備をしなくては。」
いそいそと道化師はどこかへお出かけする準備をしています
次は一体 誰が犠牲になるのでしょうか…?
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