散々、囃し立てられて
立たされた表舞台
編集、いなかったことにされた
顔さえ映ればあとは用無し
中身なんて誰も興味無い

「あなただけは分かってくれた」
愛する理由なんてそれで充分
なのにさ、結局は中身が足りなくて
気がついたらもう用無し
音が消えた不思議なホテル街

わたしはあなたの道具じゃない
わたしはあなたの踏み台じゃない
わたしはあなたの為に生きてない
わたしは、わたしは

磨けば光る原石と、かつて言われた
時間が経ってそれは、燻んでいった
わたしを捨てたあなたは笑顔で言った
「何かを始めることに年齢なんて関係無い」

「あなただけは分かってくれる」
愛する理由なんてそれで充分
なのにさ、結局は月とスッポン以下
気がついたら誰のものでもない
いや、必要とすらされ無くなったんだ

あなたはわたしのために生きてない
あなたはあなたのために生きている
あなたは笑顔でこう言っていたね
思い出したくもないよ

わたしはあなたの道具じゃない
わたしはあなたの踏み台じゃない
わたしはあなたの為に生きてない
わたしはわたしのために
何がしたい？

あなたは表舞台で生き続ける
わたしは忘れられて燻んでいく