砂漠の月も眠る夜
銀の星屑またたいて
物言わぬ君の亡骸を
置き去りにした瓦礫の街

すすけた御旗にのこる夢も
乾いた砂塵に埋もれてゆく

夢みる籠の小鳥の
翼はもがれて
どこへ飛び立てるというの
望んだ空も忘れたのに


血ぬれの指をすすぐ雨
馬を急かせる灰の道
君の愛したかの大地(くに)へ
向ける刃のさびつく前に

翡翠のかげりを映した空は
君の願ったおわりを告げるだろう

夢みる籠の小鳥の
眠りはとかれて
歌うことしかできないの
誰に届くあてもないまま

夢から覚めた小鳥の
翼はもがれて
どこへ飛び立てるというの
彼女は君をなくしたのに

ライセンス

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【自作曲用】小鳥の夢

プチ物語
主人公はいくさびと
「君」は同じくいくさびと
「小鳥」は「君」を大切に思うひと

「君」の願ったおわりは、
「小鳥」の幸せにつながるのでしょうか

君は彼女の翼だったのに。

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投稿日:2010/11/23 01:48:11

文字数:273文字

カテゴリ:歌詞

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