毎年訪れる観察者
展示された悲観者
涙の痕(あと)さえ愛(め)でたというの

満ち満ちた風に守人(もりびと)とうずくまる
白爪草
ドアノブに刻んだ鍵穴は遮断され
年月過ぎず外遊(がいゆう)から帰れない
尋ね人にさえ傍観されず
放置された懇願者
微笑(わら)うことさえ断罪されるの

もう一度魂を殻に戻して
自分の力で芽吹くことが叶うなら
軽視された自己存在を華(はな)開かせる

連なり観(み)にくる者たち
私を視ていない
放置されても微笑(ほほえ)んでいたい

雑草のように
どこにいても主張する
みすぼらしい美しい華
今 小さな芽がここに


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

閉鎖的放任

振り仮名ふっていないところはイメージで自分なりの読み仮名で読んで下さい。
改変、二次創作、大歓迎です。何でもご自由にお使い下さい。
曲などをつけて下さる方がいましたら喜びます。

閲覧数:56

投稿日:2013/02/24 17:53:02

文字数:274文字

カテゴリ:歌詞

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