私が逆立ちしたって出会えないあの人に
 あのひとが同じ時を共有していた
 という事実が何故か羨ましくて。
大好きなあの人には
 私は到底届かない。
そんな現実が悲しくて。
大人の振りして、お酒をひと飲み。
あなたに少しは近付けたかしら?

「…なんでこんなに、染みるのよ…。なんでこんなの美味しいなんて…言うのよ…」

「知りたく…なかった…。」
「そんなこと…無いでしょ?」
「…!か…かいと…」
「めーちゃん、それ買うときすっごい幸せそうだったよ?」
「それ…は…」
―味を知らなかったから。
知っていたら買わなかった…
「あの人に近づけたみたい!って笑ってたじゃ…」
「近づけたみたいになってただけ!本当は苦い味しか無かったの!」
「めーちゃん…僕だって、アイスみたいに甘いものが大好きだけどね、アイスは甘いだけじゃなくて、幸せもくれるんだよ?」
「・・・。」
私は勝手なことばっかりで。
 これは彼なりの励まし。それが優しくってくすぐったい。

「だからね。めーちゃん、苦いお酒もいつかは幸せを運んでくれると思うんだ。」
「・・・そう、だね…」
―ごめん。

「別に良いよ。めーちゃんがアイスくれるなら。」
「ふふっ…全く、ゲンキンなんだから。」
「よろしくねぇ~!」

なんて人の良いヤツ。
そんな所が好きなんだけど。

「まったく…どうしようかな…」

その顔は晴れやかだった。
―――end

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  • 非営利目的に限ります

オトナ

今日はめーちゃんです。
こんな事実はなさそうですけども、まあ…仕方ないですよね(ぇ

カイトも可愛いですよ。

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閲覧数:155

投稿日:2009/05/06 00:48:04

文字数:604文字

カテゴリ:小説

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