【あらすじ】
劇場暮らしの双子の姉弟。両親が事故で亡くなり、劇場を守るために奮闘するが二人きりでは生活もままならずに死にかける。そこに悪魔が現れる。
「飢えをしのがせ、劇場を建て直し人を雇える分の金をやろう」
背に腹は代えられないと二人は悪魔の誘いに乗り僅かな金と劇場を手にしたものの、さっぱり人はやって来ない。
「くそっ、閉じ込められたんだ!!」
「私達が、飢え死にしないようにってあいつここの時間を凍らせたのよ!!」
時間の向こうに帰るには、劇場を以前のように盛り上げなければならない。劇場の外、時間は流れ……二人は取り残されたまま。
別の時代から数人の役者を迎えた劇場に、ようやく観客が……やって来るのか?
【登場人物】
【劇場娘】リン
「普通の劇なんかじゃ客は釣れないわ!というわけで、衣装と配役交代ね!」
不幸な身の上にも負けず、女役も男役も何でも全力で挑む劇場娘。長い時間を忘れるために、その都度演じる役にのめり込んでる感はある。元・劇場カペルマイスター(楽長)。
レン以外の団員が一緒でないと劇場の外に出られない。ミクとルカが来てから劇場の外にビラ配りに行けるようになったので、二人には感謝していて懐く。何だかんだで弟は大事。
【少年歌姫】レン
「なんで俺はこんな格好ばかり……わ、笑うな!タライ降らせんぞ!!」
元の時代に帰るため、渋々嫌嫌女装する。自分の役の死亡率の高さに落ち込んでいる。
女装しなくて済むから『時間泥棒』が好き。元・少年支配人。
リン以外の団員と一緒でないと劇場の外に出られない。ミクとルカが来てから劇場の外にビラ配りに行けるようになったので、二人には感謝していて素直。肩書きを取られたこともあり、年下なのに年上のカイトがなんだか気に入らない。
【第一歌姫】ミク
「私も助けたいなって、思ったんだ」
一番最初に引き摺り込まれた歌姫。一世紀くらい前から迷い込んだ。歌は好き。人を蹴落とす歌に疲れていたところ、劇場に迷い込んだ。その先で双子に出会い、彼らの歌を気に入り歌姫として協力することになる。娘役から馬役まで常に笑顔で楽しみながら演じる。
歌姫として劇場に縛られた結果、外の時間から浮いてしまい、新たな協力者が必要になった。双子同様、カイトかメイコが一緒でなければ劇場の外に出られなくなった。
【劇作家】ルカ
「声が……聞こえたの」
一世紀くらい前から迷い込んだ。憑依体質。時折悪魔に取り憑かれ、新たな脚本と曲を得る。言語能力に長けていて、悪魔が用いる言葉や、別世界の本さえ理解することが出来る。大体何でもそつなくこなし、歌や踊りも得意で、歌姫も兼任している(……というか人員不足でみんな歌わせられている)。
劇場に縛られた結果、外の時間から浮いてしまい、新たな協力者が必要になった。双子同様、カイトかメイコが一緒でなければ劇場の外に出られなくなった。
レンを助けようと留まったが、カイトに助けられている現実にちょっと微妙な心境。『高飛車なピエロ』の公演で、ますますそんな気持ちが強くなる。
【支配人】カイト
「ところであの子は、どうしてあんなにこっち睨んでるのかな」
現代人。歌手のはずがやって来る仕事がネタばかりであることに悩んでいる。そんなある日、“行方不明の二人の少女”にそっくりな歌姫を見たという怪しい劇場の噂を聞く。何処かへ行ってしまいたいという気持ちと、居なくなることで人の記憶に留まれるという誘惑に負けて招かれる。
「少年支配人って肩書き……よく考えたら意味深じゃない?」
とのリンの一言により、それまでレンがやって居た劇場支配人(と少年支配人)の座を譲られる。
【楽長】メイコ
「この場所に足りていないものは……“私”よ!故に安心なさい!!私が来たわ!!」
現代人。カイトとは顔見知り。歌える大女優。
今の時代では相手になる者はいないとの思いから、語り継がれる消えた歌姫に勝負をしてみたいと噂を追い続ける。プライドに裏付けされた実力者。与えられたどんな配役も見事に演じきる。
ライバル視していた相手が、自分と一緒に劇場の外を歩いてはしゃぐ姿に戸惑っている。
その歌声に感動され、それまでリンがやっていた楽長の座を早々と譲られる(面倒事押しつけられたとの説もある)。
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聞きた...インビジブル_歌詞
kemu
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