風の坂を駈けてゆく
子供たちの笑い声
はしゃぐ君を追いかけた
今朝の夢とよく似てる

繋いだ指は離れないと
無邪気に絆　信じていた

あの日踏み越えた二人の境界
互いの傷痕まだ知らないまま
混ざる程近く傍に行きたくて
触れて知ったのは血を流す痛み


路地の迷路泣きながら
帰る道を探してる
笑いあえたあの頃に
信じあえたあの日々に

確かなものがそこにあった
名もないままの関係（トモダチ）なら

言葉も視線も交わることなく
青褪めた顔でまた傷つき合う
誰よりも近く　そう願っただけ
どこで間違えてしまったのだろう


求めて憎んで想いは縺れて
互いに離れることも出来なくて
誰よりも近く　その願いの果て
ナイフを向け合い　立ち竦む二人



文字数とふりがな

A
かぜのさかを　かけてゆく　　（３・３・５）×４
こどもたちの　わらいごえ
はしゃぐきみを　おいかけた
けさのゆめと　よくにてる

B
つないだゆびは　はなれないと　　　（７・６）×２
むじゃきにきずな　しんじていた

サビ
あのひふみこえた　ふたりのきょうかい　　（８・８）×４
たがいのきずあと　まだしらないまま
まざるほどちかく　そばにいきたくて
ふれてしったのは　ちをながすいたみ


A
ろじのめいろ　なきながら　　（３・３・５）×４
かえるみちを　さがしてる
わらいあえた　あのころに
しんじあえた　あのひびに

B
たしかなものが　そこにあった　　（７・６）×２
なもないままの　ともだちなら

サビ
ことばもしせんも　まじわることなく　　（８・８）×４
あおざめたかおで　またきずつきあう
だれよりもちかく　そうねがっただけ
どこでまちがえて　しまったのだろう


サビ
もとめてにくんで　おもいはもつれて　　（８・８）×４
たがいにはなれる　こともできなくて
だれよりもちかく　そのねがいのはて
ないふをむけあい　たちすくむふたり