A
私は旅に出ます
思い出のつまったこの家を
私は今日で立ち去ります

写真を見ると悲しくなるから
写真に口付けさよならします
置いていくのは
いつか後悔する かもしれないけど
弱くなってはいけないから
ごめんなさい

狼男を探してみせます
絶対に見つけてみせましょう


A
「こんばんは、お嬢さん」
ついに追い詰めた狼男
覚悟なさいと構える銃口

狙いを定めて放つ銃弾
弾は男の仮面を掠めて
素顔をさらす
刹那に息を飲む 目の前にいるのは
自分と全く同じ顔の男
どうしてなの

男は私を見てほほ笑んだ
私は男を見て固まる


B
「おいで」
動けない目が離せない
金の瞳が
私を囚えて逃がさない

このままでは私も 食べられてしまう
分かっているなのに 声すらでなくて

これを恋と呼ぶなら
なんて残酷なんでしょう


C
でも違うの
きっとこれは恋なんかじゃないわ


A
「あなたは、いったい誰?」
震える瞳 伝うは涙
優しい眼なのに哀しい表情

「ここは危険だ、早く立ち去れ」
「あなたはホントにわたしのカタキ?」
「そうだよ、君を
手に入れたかった。追いかけてほしかった」
愛し方を知らない狼〈キミ〉
かわいそうね

切なげな悲鳴わずかな心音
私に何ができましょう


B
「おいで」
捉えたのは、私ですか
それともまさか
私があなたを捉えたの?

貴方には私しか 残されていない
私には貴方しか 残されていない

この手をとる以外の道が
見つからないの Ah

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Little Red Riding Hood

コラボ企画用に書き下ろしたもの。
原作はグリム童話の赤ずきんです。

ABCは、Aメロとかではなく、フレーズが同じ部分を表したものです


簡単な内容説明
殺人鬼:通称…狼男に家族を殺された赤ずきん(リンのイメージ)が
カタキを討つため思い出の詰まった森の家を立ち去り
外の世界へ旅立ちます
隙間からもれる木漏れ日の光に導かれるようにして歩き始めます
ついに狼男を見つけ出したものの
顔を見たら自分と同じ顔なことに戸惑いを感じる赤ずきん
(実は生き別れの双子だったとかそのあたりは想像にお任せ)
愛し方を知らない狼男をなぜか愛おしく感じてしまって
最終的にハッピーエンドだといいな、的な。

閲覧数:92

投稿日:2009/05/23 23:46:33

文字数:637文字

カテゴリ:歌詞

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