古びた節操と 老い切った焦燥よ
若き日を思い出す様に 時計塔は音を立てる
慮りの重厚と 衝動と故意の喧騒よ
飄々と出で立つ有様に 時計塔は音を立てる

放浪した民は消え 瞳孔はもう直ぐで解放
廃墟と化した孕み小屋も いつかの刻へと戻るのでしょう

ああ ルーナ
街は寂れて 人々は夢醒めやらぬ
ああ ルーナ
枕元に忘れた峻別に没していく

手遅れな叱正と 老い切った銀の髪よ
若き日を妬み嫉む様に 時計塔は音を立てる
幽玄と悠遠と 長い宵の重罪よ
啀み合う善と悪に 時計塔は音を立てる

怱卒なら水葬の中 動揺はもう直ぐで解放
寒暁には静寂の美に いつかの刻へと戻るのでしょう

ああ ルーナ
温顔に付け込んだ 人々の偽善の対価も
ああ ルーナ
湖沼に反射するは 月と光 星と光

ああ ルーナ
時計塔は未だに清明で
ああ ルーナ
街の民を貶して笑い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

街と時計塔 - テラ

閲覧数:105

投稿日:2017/09/18 09:21:48

文字数:375文字

カテゴリ:歌詞

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